デンマークの家具ブランドHAYが、ポルトガル人デザイナー、ルイ・ペレイラとのコラボレーションによるテーブルウェアコレクション「BARRO COLLECTION」を2024年7月4日(木)に発売しました。
「BARRO」はポルトガル語で「赤土」を意味し、コレクションの食器はすべて、ポルトガルの伝統的な職人技によって作られたテラコッタ製です。デザイナーのルイ・ペレイラは、プロダクトデザイナーでありながら、HAYのデザインおよびビジュアルディレクションマネージャーも務めています。彼はこのコレクションを通じて、自身のルーツであるポルトガルの伝統的な素材と技術に光を当てています。
ペレイラは、「ポルトガル人にとって、テラコッタは日常生活に根ざした素材です。温かみがありシンプルなテラコッタ製の食器は、ポルトガルの露店やレストラン、家庭で何世代にもわたって受け継がれてきた身近な存在です」と語ります。
「BARRO COLLECTION」は、プレートやボウル、バターディッシュ、キャンドルホルダーなど、様々なアイテムを揃えています。すべて吸水性を抑え、衝撃に強い丈夫なテラコッタ製で、機能的でシンプルなシルエットが特徴です。
ペレイラは、「このコレクションのデザインにおいて、プレートやボウル、トレイのフチの巻き込みにこだわりました。柔らかなタッチとプロポーションは、人間の指先に馴染むよう設計されています」と説明しています。
カラーバリエーションは、グリーン、ダークブルー、ライトブルー、オフホワイト、ピンク、ナチュラルテラコッタの6色。厳選された透明釉と光沢のある色合いが、どんな食卓にも合わせやすいのが魅力です。
「BARRO COLLECTION」は、HAY TOKYO、HAY OSAKA、HAY ONLINE STOREにて販売中です。
ルイ・ペレイラについて
ルイ・ペレイラは、ポルトガルのプロダクトデザイナーです。異文化に触れることに強い関心を持ち、スペインのバレンシアとミラノで生活した後、現在はコペンハーゲンを拠点に活動しています。素材やものづくりの可能性を探求し、製品のあり方を再定義することで、新しい視点と体験を生み出そうとしています。
ペレイラは、自身のデザインスタジオ「Pereira Office」で、国際的なクライアントとのコラボレーションを行っているほか、HAYのデザインおよびビジュアルディレクションマネージャーも務めています。HAYの「BARRO COLLECTION」のほか、日本人デザイナー福定良佑とのコラボレーションによる「CHIM CHIM DIFFUSER」のデザインも手がけています。
HAYについて
HAYは、2002年にデンマークで設立された家具ブランドです。共同設立者でありクリエイティブディレクターのメッテ・ヘイとロルフ・ヘイは、世界中の優れたデザイナーと協力し、高品質でサステナビリティを重視した製品を開発しています。
HAYは、「よいデザインはあらゆる人の権利である」という理念のもと、現代社会のニーズに応える手頃な価格の製品を提供することを目指しています。