SAPESI-Japanの活動報告
南アフリカ共和国における教育支援の取り組みを行っているNPO法人SAPESI-Japan(サペーシ・ジャパン)。この団体は、東京都港区に本部を構え、理事長の池澤憲一氏が運営しています。2025年1月、南アフリカ共和国ハウテン州の教育省図書館部長マンドラ氏に活動報告を行い、新たな連携を確認しました。
マンドラ氏が進めるプロジェクトの一環として、今年は新たに3台の移動図書館が導入予定とのこと。そのため、SAPESIは更なるサポートを目指して活動を強化しています。この動きは、同団体と教育省の密接な連携を生むものと期待されます。
歴史を継承する教育図書館
訪問先である教育図書館は、ただの図書館ではなく、歴史的な背景を持つ重要な地点です。かつてはアングロ・アフリカーナー戦争(ボーア戦争)時代のアフリカーナーの司令部や刑務所として機能していました。特に、ウィンストン・チャーチルが捕虜として収容された場所としても知られています。この図書館に展示されているのは、チャーチルが過ごした刑務所の様子を捉えた歴史的な資料や、脱獄後に配布された指名手配の布令などです。
博物館のような雰囲気に包まれたこの図書館では、歴史的展示とともに教育の場が共存しています。
SAPESIの今後の計画
マンドラ氏からの厚い期待を受け、SAPESIは今後もハウテン州教育省と連携し、南アフリカの初等教育を支援するプロジェクトに取り組んでいく所存です。教育における公正さと平等を求める意思が、この国の未来に多くの影響を与えることを信じています。
ご支援の募集
SAPESI-Japanでは現在、下記のサポートを募集中です。
- - プロボノ(広報・SNS運用・資金調達)
- - 自治体・図書館による中古移動図書館車の寄贈
- - 個人の寄付
- - 遺贈寄付の相談
- - 企業サポーターの協力
詳細については、お気軽にお問い合わせください。南アフリカの教育支援活動は、多くの方々のサポートによって支えられています。皆さまのご協力を心よりお待ちしております。
(画像: 日本から寄贈された移動図書館車が停車中の様子)