2026年2月10日、大阪市北区にて「ネイチャーポジティブ経営シンポジウム」が開催されます。このシンポジウムは、生物多様性と自然資本への事業投資に焦点を当て、企業が科学的アプローチを取り入れる方法を模索します。特に、大阪・関西地域の製造業は、天然資源を多く利用しており、その影響を定量的に評価することが求められています。シンポジウムでは、最新の科学的知見や実務的なアプローチを共有し、企業の持続可能性を高める戦略を議論します。参加者は業界の専門家や機関投資家など多様なバックグラウンドを持つ方々で、特に自然に配慮したビジネスモデルの構築を考えています。
シンポジウムの目的は、企業にとってのネイチャーポジティブなビジネスの実現を支援し、社会貢献としての側面だけでなく、事業の競争優位性を向上させることです。具体的には、企業が自然資本にどのように依存し、どのようなリスクや機会があるかを科学的根拠に基づいて評価することが求められています。この情報は、企業が持続可能な成長を目指すために不可欠です。
シンポジウムでは、国際的な生物多様性関連フレームワークに基づく最新の動向や、企業が直面する課題、解決策を示す事例が紹介されます。特に機関投資家や金融機関との連携により、自然資本への投資の有効性を強調し、今後のビジネス戦略における自然の価値をどのように評価・活用していくかを議論します。
プログラムには、さまざまな専門家による講演が含まれ、具体的な事例を通じて、実行可能な戦略を探ります。登壇者には、三井住友信託銀行の金井司氏や、ニッセイアセットマネジメントの寺門雅代氏、積水ハウスの八木隆史氏など、企業の責任ある経営を推進するジャーナリストやアナリストが集結します。
このシンポジウムは、企業のサステナビリティや生物多様性に関心のある方々にとって非常に貴重な機会です。参加は無料ですが、定員は150名と限定されており、先着順となりますので、お早めにご登録ください。シンポジウム終了後には名刺交換や懇談の時間も設けられ、参加者同士のネットワーキングの場としても活用できます。
このシンポジウムに参加することで、持続可能な経営方針や、企業の価値向上につながる具体的な策を見出すチャンスとなるでしょう。生物多様性と自然資本に投資する意義を再認識し、新たなビジネスチャンスを発見する機会となることを期待しています。