自動車整備分野で特定技能２号評価試験開始！熟練外国人材受け入れ本格化へ

特定技能２号評価試験開始！自動車整備分野の外国人材受け入れ本格化へ

深刻な人材不足に悩む自動車整備業界において、熟練した外国人材の受け入れを促進するため、国土交通省は「特定技能２号評価試験」を全国で開始しました。

この試験は、特定技能制度に基づき、一定の専門性と技能を有する外国人材を受け入れるためのものです。すでに、令和元年12月より「特定技能１号評価試験」が開始されており、これまでに約2,500人の外国人材が受け入れられています。

今回の「特定技能２号評価試験」の開始により、特定技能１号の外国人が特定技能２号に移行することが可能となり、日本での長期的な就労が可能になります。

試験概要

- 試験開始日：令和6年7月16日（火）
- 試験実施機関：一般社団法人日本自動車整備振興会連合会
- 試験方法：[1]学科・実技試験（CBT方式）（自動車整備士技能検定試験二級相当）

[2]試験は毎日実施（3月中のシステム改修のための一定期間を除く）
[3]不合格の場合は、前回試験日翌日から30日間の待機後、再受験が可能
[4]合格発表は月2回

受験資格

受験にあたっては、道路運送車両法第78条に基づく地方運輸局長の認証を受けた事業場における3年以上の実務経験が必要です。

試験に関する情報

受験料、受験申込方法、試験実施場所等の試験に関する情報は、試験実施機関のホームページで随時公開されます。

一般社団法人日本自動車整備振興会連合会ホームページ

https//www.jaspa.or.jp/mechanic/specific-skill/

人材不足解消への期待

自動車整備業界では、長年人材不足が深刻化しており、高齢化による人材減少や、若者の関心の低さが課題となっています。今回の特定技能２号評価試験の開始により、熟練した外国人材の受け入れが促進され、人材不足の解消に大きく貢献すると期待されています。

また、外国人整備士の活躍は、日本の自動車整備業界全体の技術向上にも繋がると期待されています。