新プラットフォーム「CyTOF XT」が免疫解析を簡素化！

最新のCyTOF XT Systemが登場

フリューダイム株式会社は、免疫システムの解析を手軽に行うための新しいプラットフォーム「CyTOF XT System」の販売を開始しました。この新たなシステムは、最新のCyTOF（サイオトフ）テクノロジーを使用しており、より多くのタンパク質を同時に解析できる能力が特徴です。具体的には、一度に40項目以上の解析が可能で、このサイズのサンプルを高速かつコスト効率よく処理できるのです。

フリューダイムは、サウスサンフランシスコに本社を置くバイオテクノロジー企業で、健康的な生活を支える見識を重視した製品開発を行っています。この新しいシステムの目的は、がんや感染症などの免疫システムに関連した基礎研究や臨床研究を支援し、新たな治療法を生み出すことです。

CyTOF XT Systemの特徴

1. 解析能力が向上
「CyTOF XT System」は、チューブ1本で40項目以上のマルチパラメーター解析が可能なため、従来よりも多くの情報を一度に取得できます。これは、金属安定同位体をラベリングした抗体を使用し、細胞ごとのタンパク質を詳細に分析できる点が大きなポイントです。

2. 簡素化されたワークフロー
この新しいプラットフォームでは、漏れ込み補正が不要でシンプルな実験デザインが実現します。その結果、バイアスのない客観的なデータを的確に得られるようになりました。

3. セルバーコーディング技術による効率性
CyTOF XTは、複数の検体を同時に解析するセルバーコーディング技術を採用しています。これにより、測定の誤差を最小限に抑え、細胞ロスも少なくなります。この特性により、高い実験精度と効率が実現されているのです。