TOPPANホールディングス、IT Japan Award 2024での栄誉
TOPPANホールディングス株式会社(東京都文京区)は、日経コンピュータが主催する「IT Japan Award 2024」で、最優秀賞を獲得しました。この受賞は、TOPPANグループが進めるシステム基盤のモダナイゼーションに対する評価によるものです。
IT Japan Awardとは?
「IT Japan Award」は、情報システムを活用し、顕著な業績を上げた企業や団体を表彰するために、日経コンピュータが2007年から毎年開催している賞です。この賞は、過去一年間に日経コンピュータやデジタルメディア「日経クロステック」に特集されたIT活用事例を基に審査が行われます。
評価のポイント
今回の受賞に際し、審査が行われる際は「経営革新・業務改革への貢献度」「システム構築・活用における独創性」「採用技術・手法の先進性」という三つの視点が重視されました。TOPPANは基幹系システムのモダナイゼーションに取り組む中で、内製化の推進や「Fit to Standard」を徹底しアドオン開発を最小限に抑える努力が評価され、またグループの組織再編における迅速な稼働スケジュールの達成も高く評価されたのです。
システム基盤のモダナイゼーション
TOPPANグループでは、経営基盤の強化を目標に、経営とシステムの統合や情報の一元化を目指し、2023年から「SAP S/4HANA」の運用を開始しました。この新しいシステムにより、グループ内のデータが統合され、迅速な意思決定や業務効率の向上が実現されました。それに加え、SAP BTPを活用して開発した業務プロセスやユーザーインターフェースの改善により、生産性が2倍以上向上したことも特徴です。
今後の展望
TOPPANホールディングスは、今後もシステム基盤モダナイゼーションを進めていく計画です。データの一元管理や業務プロセスの効率化を推進しつつ、イノベーションを促進するための施策を展開していきます。また、デジタル化とサステナビリティを重視し、環境、社会、ガバナンスにおける取り組みも強化。ステークホルダーとの連携を深め、企業価値の最大化を図る方針です。
このように、TOPPANホールディングスの受賞は、その取り組みの成果を示す大きな証であり、今後のさらなる成長が期待されます。