リバスタ、新サービス「施工図管理」で建設業界の課題を解決へ
株式会社リバスタは、施工管理業務の標準化とノウハウ継承を目的とした新サービス「施工図管理」を提供開始しました。本サービスは、株式会社大林組の全面協力のもとに開発され、効率的な図面管理を実現します。これにより、施工品質の向上が期待されています。
新サービス「施工図管理」の概要
「施工図管理」は、施工図の進捗状況を関係者全体で管理し、共有できる仕組みを提供します。これにより、管理業務の属人化を防ぎ、工事の着手遅延を避けることが可能になります。また、同社のサービス「GENBATON」の一環として、他にも書類管理、施工計画、出来高・歩掛管理といったサービスが提供されています。
建設業界の現状
日本の建設業界は、深刻な担い手不足に直面しています。60歳以上の建設技能者が全体の25.7%を占めており、29歳以下の割合はわずか12%程度です。こうした背景から、元請会社における施工不良時に備えた工事損失引当金が増加し、現場管理者の負担が増しているのが現状です。特に、施工図には建物の構造、設備、材料などが詳細に示されており、品質と工程を担保するための重要な要素です。
施工図管理の利点
「施工図管理」は以下の特長を持っています:
1.
図面進捗の可視化 : 進捗状況や回覧日程を一覧で確認できるため、早期の問題発見に役立ちます。
2.
最新版の図面の確認 : 最新の図面回覧状況や格納場所を一目で把握できるので、手戻りを防ぎます。
3.
承認状況の事前共有 : 未承認の図面が一目で分かるため、関係者全体への周知がスムーズに行えます。
これにより、関係者全体での情報伝達が加速し、トラブルの予防につながります。
サービスの料金
「GENBATON」の利用料金は月額10,000円/現場ですが、これは「施工図管理」を含む複数のサービスを対象とした料金です。個別で利用することはできませんが、幅広い機能を搭載したオールインワンのサービスとして、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
今後の展望
リバスタは、今後も「GENBATON」を通じて、施工管理業務の標準化やノウハウ継承を支援します。すでに提供している書類管理や施工計画などのサービスにおいても機能改善を進める姿勢を示しています。
施工管理業務のデジタル化
「GENBATON」は、建設業界の課題に対し、デジタル技術を用いて解決策を提供しています。元請会社の関係者にとって、作業の効率化は大きなメリットであり、今後も多くの企業がシステムの導入を検討することでしょう。
リバスタは、こうした取り組みを通じて持続可能な社会の実現を目指し、さらなる技術革新に取り組んで参ります。公式ウェブサイトには詳細情報が掲載されているので、ぜひご覧ください。
リバスタ公式サイト