アスエネ「ASUENE」が迎える新たな挑戦
アスエネ株式会社(東京都港区)は、CO2排出量の見える化と削減を支援するクラウドサービス「ASUENE」を大幅にアップデートしました。この改良により、AIエージェント「AI NIKOLA」の機能が強化され、企業が持つ脱炭素経営のニーズに応える新たな体制が整いました。
アップデートの内容とその背景
従来の「ASUENE」では、主にAI-OCRを用いた画像データの読み取りや、報告書作成の支援が中心でした。しかし、今回のアップデートにより、データ収集から排出量の算定、分析、開示まで、AIが統合的にサポートする体制が確立されました。
近年、サステナビリティ情報開示への要求が高まる中、企業はScope1からScope3までのCO2排出量を算定し、国や地域ごとの排出データをまとめる必要に迫られています。このような状況下で多くの企業は手作業によるデータ処理に追われており、本来注力すべき業務に集中できないという問題を抱えています。そこで、アスエネはAIを駆使した抜本的な解決策を模索し続けてきました。
AI-OCRを利用したデータの読み取りに加え、非財務データの研究を進める東京大学大学院工学系研究室との協力を通じて、脱炭素とサステナビリティ分野でのAI活用を進化させています。
アップデートされた「AI NIKOLA」の主要機能
「AI NIKOLA」は以下のような新機能を搭載し、各プロセスを横断的に支援する体制が整いました。
1.
データ収集AI
自社データだけでなく、グループ会社やサプライヤーからの排出データ収集も支援。ガイダンス表示やアンケート、リマインダー機能を駆使し、排出量データの自動回収を実現します。
2.
排出量算定AIエージェント
画像形式やエクセル、PDFなどの異なるデータを取り入れ、排出量算定に必要な形式に自動で変換。異常値の検知機能も搭載し、精度の高い算定をサポートします。
3.
品質レビューAIエージェント
排出量データの質を保つため、エラーや確認事項を発見し、訂正や再確認を促すことで、データ品質の向上を図ります。
4.
開示支援AIエージェント
自動生成されるサステナビリティレポートや競合分析を行い、情報開示のための分析も提供します。
5.
製品CFP算定AIエージェント
BOM(部品表)と連携し、製品単位でのCO2排出量(CFP)を算出。そして、適切なサプライヤー原単位の提案も行います。
6.
サステナビリティ戦略AIエージェント
排出量データを用いて将来予測や気候リスク分析を行い、企業の成長機会を探る手助けをします。さらには、削減施策の提案も行います。
未来の展望
今後もアスエネは、AIによるさらなる自動化を進め、蓄積された独自データを活用して自律的な判断と提案を行うAIの開発に力を入れていきます。これによって、企業は効率的な意思決定を行い、脱炭素化の進展に寄与するための基盤をさらに強化できるでしょう。「ASUENE」は、CO2排出量の見える化、削減、報告の業務を一貫して支援し、企業の持続可能な成長をサポートし続けます。
最後に、最新情報や詳しいサービス内容については、公式サイト(
ASUENEサービスサイト)をご覧ください。