新ブランド「戸隠の台所」とは
長野県長野市の戸隠豊岡地区に新たな風が吹き込んでいます。この地域の農産物を活用した加工品ブランド「戸隠の台所」がついに発足します。本ブランドは、地域の豊かな農業や食文化を次世代に引き継ぐために設立され、第一弾として100%戸隠産の大豆を使用した「まめ菓子」を2024年11月1日に発売します。
商品概要
新商品「戸隠まめ菓子」は、あられ入りの豆菓子で、化学調味料を一切使用せず、安心して食べられるおやつとして人気が期待されています。価格は税込385円、容量は80gで、指定された店舗で購入可能です。
なぜ今「戸隠の台所」なのか?
戸隠豊岡地区は、飯縄山によって豊かな土壌が形成され、昔から多様な作物が育まれてきました。しかし、最近では高齢化や遊休農地の増加という問題が深刻化しています。このような中、地域の食文化や農業を守り抜くために、地域づくり協議会が生まれました。
特に里野町子さんは、農家の女性たちが築いてきた食文化を受け継ぐことに情熱を注ぎ、2023年に活動を開始しました。彼女は「豆の会」の活動を引き継ぎ、大豆栽培に取り組むことで、地域の農業を盛り上げています。
「豆の会」からの継承
里野さんの目標は、母たちが守り続けてもらった農地や、地域特産品である漬物の技術を次世代へとつなげることです。彼女が農産物加工品の開発を主導する中で、有限会社竹島屋製菓に製品の加工を依頼し、商品化に成功しました。
長期的なビジョン
今後、戸隠では、夏に撒いた大豆を使い、長野市内の味噌会社と連携した「戸隠産みそ」の販売も計画されています。このように、地域の作物を最大限に活用し、さらなる商品開発が期待されています。
戸隠豊岡地区の魅力
戸隠豊岡地区は美しい高原地帯で、標高903mに位置し、人口は約1,060人の小さなコミュニティです。基幹産業は農業で、特に野菜やそばが有名です。この地域の特徴はその自然環境と、地域住民が一体となって農業や食文化を支えている点です。地域の美しい風景と共に、その農産物の魅力を引き立てる「戸隠の台所」がこれからどのように発展していくか、目が離せません。
結語
「戸隠の台所」は、地域資源を大切にしながら、安心安全な食品を提供することを目指しています。 新しいブランドとして、今後の展開に大いに期待したいですね。