QB HOUSEが日本の文化資源の魅力を発信
ヘアカット専門店のQB HOUSEは、その経営母体であるキュービーネットホールディングスが文化庁と「日本遺産オフィシャルパートナーシップ」を締結したことを発表しました。これは、地域文化を広く知ってもらうための重要な取り組みの一環です。
日本遺産オフィシャルパートナーシップの目的
このパートナーシップは、我々が地域密着型のサービスを提供してきたことから、全国に認定されている「日本遺産」を応援したいという思いから生まれました。QB HOUSEの店舗を通じて、毎月約160万人、年間約2,000万人の来店客に「日本遺産」の魅力を紹介し、認知度を高めることを狙っています。
日本遺産とは?
「日本遺産」とは、地域固有の文化や伝統芸能などをパッケージ化し、その魅力を地域のブランドとして発信する取り組みです。文化庁が2015年に始めたこの事業は、地域のアイデンティティを再確認し、文化財を保護するための「世界遺産」とは異なり、地域活性化を目的としています。具体的には、地域のストーリーを伝えることで人材育成や環境整備を目指します。
オフィシャルパートナーシップの特徴
文化庁とのパートナーシップでは、協賛金が一切かからず、「日本遺産」を広めたいと考える企業が参加可能です。今回、第1回の32社に加え、第2回にはQB HOUSEを含む25社がオフィシャルパートナーとして認定されました。この取り組みを通じて、日本の文化や伝統の魅力を国内外に向けて発信することが求められています。
具体的な取り組み
QB HOUSEでは、まず「日本遺産」の概念を理解してもらうために、締結式の動画を3月15日から全国の店舗で放映する予定です。また、約3,000人の従業員を持つ同社では、家族を含めた社内「日本遺産」フォトコンテストも実施し、社内で文化に触れる機会を増やしていきます。
地域の魅力を再確認
日本には伊達政宗に関する文化や忍者の里、さらには琉球料理や泡盛など、ユニークな「日本遺産」が数多く存在しています。まずは自分の地元の「日本遺産」をチェックしてみて、地域の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。さらに詳しい情報は文化庁の公式サイトで確認できます。
QB HOUSEの歴史
QB HOUSEは1996年に日本初のヘアカット専門店として誕生し、短時間で高品質なサービスを提供するために工夫を重ねてきました。効率的な経営モデルが評価され、自社のヘアカットスクール「ロジスカット」は業界でも唯一無二の存在として多くの賞を受賞しています。この成功をもとに、国内外に691店舗を展開しており、2024年には3億人以上の来店客数を記録する見込みです。これからもQB HOUSEは地域文化を大切にしながら、さらなる発展を目指していくでしょう。