防災アートトイレ
2023-10-11 10:00:02
アートと防災が融合した新たなトイレキット『sonae 備絵』
アートと防災が融合した新たなトイレキット『sonae 備絵』
日本は自然災害のリスクが高い国であり、多くの方が防災の重要性を意識しています。しかし、災害の際に特に見落とされがちな点は「トイレの確保」です。そんなトイレ問題を解決するために登場したのが、新しい防災グッズ『sonae 備絵』です。この商品は、災害時に断水や停電が発生した場合でも衛生的に利用できるトイレ環境を整えることを目的としています。
『sonae 備絵』の特徴
2023年9月8日に発売された『sonae 備絵』は、実際に熊本地震や九州北部豪雨で被災した女性社員の経験から生まれた商品です。発表時には「関東大震災発生から100年」という節目を迎え、「Reborn」をテーマにしたアーティストの作品16種を展開しています。これにより、災害への備えに対する意識を高めることを目指しています。
主な構成は、アートボードと簡易トイレキット(凝固剤、畜便袋、ウェットティッシュ)で、1人分の利用は約6日分に相当します。フレームサイズは330×330×58mmで、価格は3万3千円(税込)からとなっています。公式ECサイトを通じて購入可能です。
アートで繋がる防災の意識
『sonae 備絵』は、アールト作品を通じて人々に防災の重要性を伝えます。アートは鑑賞するだけでなく、作品に込められたメッセージを通じて意識を高める手段として大いに機能します。絵画を見ながら家族や友人と災害時のリスクマネジメントについて話し合うことで、より具体的な対策が講じられるようになるでしょう。特に災害時に不安を感じやすい自宅や避難所で、アートが心の癒しとなることも期待されています。
防災啓発への寄与
売上の一部は全国各地の幼稚園・保育園へ寄付され、障害予防の啓発活動に活用される予定です。これは、子どもたちに対しても防災の意識を持たせ、次世代に繋げる重要な取り組みです。また、寄贈用には特別にデザインされた紙製フレームの商品も用意されています。
ジャパンでの防災イベント『BOUSAI FES』
『sonae 備絵』は、神奈川県川崎市のマルイファミリー溝口で開催される「BOUSAI FES」にも出店します。このイベントは、災害に対する意識を高めることを目的としてさまざまなコンテンツを提供する場です。会場では消防車の展示や煙体験、音楽演奏など、多彩なアクティビティが用意されており、参加者は楽しみながら防災について学ぶことができます。特に「安心安全のその先へ」をテーマに、地域連携を強化していく取り組みが大切です。
トイレ問題への理解
災害時のトイレの問題は深刻です。内閣府の報告によれば、発災後6時間以内に約70%の人がトイレに行きたくなるというデータがあります。衛生的なトイレ環境が整っていないと、感染症のリスクも高まります。歴史的にも仮設トイレの設置が遅れるケースは多く、適切な対策が必要です。『sonae 備絵』は、そうした災害時に役立つ商品の一つとして、多くの人々に利用されることを期待しています。
まとめ
災害時の備えは、やはり水や食料だけでは足りないことが明らかです。『sonae 備絵』は、便利さだけでなく、アートの力で心の支えにもなり得る魅力的な商品です。きっと、誰もが避けて通れない災害の問題に対して新しい気づきをもたらしてくれることでしょう。これからの生活に、一つの安心を与える存在であり続けることを願っています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ドリームホールディングス
- 住所
- 福岡県福岡市博多区中州中島町1-3福岡Kスクエア9階6号室
- 電話番号
-
092-262-5970