令和のPTAは必要? 不要? 保護者のリアルな声と最新事情
小学館の育児メディア「HugKum」が、491人の保護者を対象にPTAに関するアンケート調査を実施しました。
調査では、PTA制度への加入状況、活動の必要性、負担感、効率化ツール、新しい取り組みなど、さまざまな角度から保護者のリアルな声が明らかになりました。
PTA加入は任意? 強制?
アンケートの結果、PTA制度への加入は「任意加入」と「強制加入」がほぼ同数で、それぞれ約半数という結果でした。一方で、すでにPTA制度を廃止している学校も存在することがわかりました。
PTA活動は必要?
PTA活動の必要性については、「いいえ」が56%、「はい」が44%と、意見が分かれる結果に。
「いいえ」と回答した理由は、負担の多さ、保護者同士のトラブル、活動の意義を感じられないことなど。一方、「はい」と回答した理由は、親同士の交流、子どもの学校生活をサポートするため、学校への意見反映など、積極的な理由が多く見られました。
PTAがない学校の保護者の声
PTA制度がない学校の保護者からは、負担がなく、トラブルが少ないなど、ポジティブな意見が多く寄せられました。一方で、PTAに代わる集まりが存在し、実質的な負担は変わらないと感じている場合もあるようです。
PTA活動の負担軽減に向けた取り組み
多くの学校では、保護者の負担軽減を目指した取り組みが進められています。
イベントの充実: 防災訓練を兼ねた宿泊イベントや、地域住民と連携したイベントなど、参加型のイベントが増加しています。
業務効率化: LINEやGoogle Formsなどのツールを活用した連絡網やアンケート、会議のオンライン化などが進んでいます。
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地域連携: 地域住民との交流イベントやボランティア活動など、地域と連携した取り組みが活発化しています。
保護者の意見から見えた課題
アンケートでは、PTA活動に対する改善点として、負担の軽減、業務のやり方見直し、地域連携など、さまざまな意見が寄せられました。
特に、強制加入による負担感への不満が多く見られ、「やりたい人だけが参加できる任意参加制」への要望が強いことがわかりました。
まとめ: PTAの未来
近年、PTAは必要か不要か、その存在意義について議論が活発化しています。
今回のアンケート結果からも、保護者の間では、PTAに対するさまざまな意見があることが明らかになりました。
負担の軽減や活動内容の見直しなど、課題は多いですが、保護者と学校が協力し、子どもたちのより良い学校生活のために、PTAも進化していく必要があるでしょう。