Matterport、Revit向け新プラグインで効率化を促進
Matterportは、Autodesk Revitユーザー向けに新たなプラグイン「Matterport Revit Plugin」を発表しました。このプラグインは、建築業界で広く利用されているBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフトウェア、Revitとの連携を強化し、業務効率の向上を図るものです。
BIMファイルの活用でワークフローを円滑に
BIMは建築プロジェクトにおけるあらゆる情報を一元化し、設計や施工の過程で重要な役割を果たします。Matterportの新しいプラグインを使用することで、建築士や設計者は、Matterport BIMファイルをRevitに直接アップロードできるようになります。これにより、作業の開始から情報の管理、統合までがスムーズに行えます。
Jim Quanci氏(Autodeskデベロッパーネットワークシニアディレクター)は次のように述べています。「新たなMatterport BIM FileとRevit Pluginのリリースは、建設業界が直面する課題に対峙し、Autodeskのお客様の業務の自動化と効率化を実現する手助けとなるでしょう。」
コスト削減と生産性の向上
新しいBIMファイルの運用により、建設プロジェクトのコストを70%まで削減できる可能性があると、HH Angus and AssociatesのAkira Jones氏は語ります。「Matterport BIM Fileは、従来の工数を大幅に削減するもので、これにより私たちは迅速に正確な3Dモデルを生成し、プロジェクトに集中できる時間を増やしています」と語りました。
このシステムでは、3Dカメラを使用して空間をスキャンすることで、デジタルツインを簡単に作成することができます。その後、MatterportクラウドでBIMファイルに変換し、労力をかけずにRevitにインポート可能です。
スキャンからBIMファイル生成までの新しいワークフロー
Matterport Pro2などの3Dカメラを使って空間をスキャンし、さらなる作業をMatterportクラウドで自動化することで、建設プロジェクトにおける効率性が大幅に改善されます。Preethy Vaidyanathan(Matterportの製品担当責任者)は、「これまでの作業を数クリックで終わらせることができ、ユーザーにとって非常に便利なソリューションとなるでしょう」と強調しました。
この新しいワークフローを利用することで、ユーザーは従来の手法よりも迅速かつ容易にBIMファイルを取得し、設計や施工管理を行うことが期待されています。Matterportの技術は、建設業界のデジタルトランスフォーメーションを実現する重要な役割を果たしています。
さらなる情報とリソース
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この革新的なソリューションを通じて、Matterportは建設業界に新たなビジョンを提供し、業務の進化を加速させることが期待されています。