婚活における恋愛経験の有無が与える影響とその実態

婚活と恋愛経験の実態調査

結婚相談所Presia（株式会社Presia）が、20代から40代の358名の男女を対象に実施した「恋愛経験の有無」と「婚活におけるモテ度」に関する調査結果が注目されています。本調査は、恋愛経験の有無が婚活や結婚相手の対象になるかどうかに与える影響について、多くの示唆を提供しています。

調査結果の概要

本調査の結果では、交際経験がない異性が結婚対象として認められるかという問いに対して、男女ともに9割以上が「結婚相手の対象になる（なり得る）」と回答しました。具体的には、交際経験ゼロの男性に対しては、女性が求める振る舞いに「無理せず対等に話し合いたい」という意見が約4割を占め、「リードしてほしい」との希望はそれを下回りました。

この結果から、恋愛経験がないこと自体がマイナス要因ではなく、むしろ現在の人柄や関係の構築が重視されていることが明らかになりました。

交際経験ゼロでも結婚対象と見なされる理由

「交際経験ゼロの異性は結婚対象になりますか？」という質問に対して、女性の93.3%、男性の98.3%が前向きな回答を示しました。これは、過去の恋愛経験が結婚相手の選択において主要な要素ではないことを意味しています。人柄や今後の関係が重要視される傾向が強いことが、この結果から窺えます。

女性の本音：対等な関係がモテる秘訣

調査では女性からの意見も多く寄せられました。「交際経験ゼロの男性との関係に必要な振る舞いは？」という問いには、最も多かったのが「無理せず対等に話し合いたい」という回答。これに続くのは「不慣れであることを正直に伝えてほしい」という意見でした。

つまり、多くの女性はぎこちない振る舞いよりも、誠実でオープンな態度を求めていることが明らかです。これは、男性がリードすることへのプレッシャーが作用しているとも考えられますが、実際には素直なコミュニケーションが重要であることが示されています。

男性の本音：率直なコミュニケーションが求愛のカギ

男性からは「経験ゼロの女性に振る舞ってほしいこと」として、不慣れを隠さずに開示することや、変な駆け引きをせずに素直に甘えることが望まれるという声が多数を占めました。恋愛においては「察してほしい」ではなく、言葉で伝え合うことの大切さが強調されています。

年齢の許容範囲「30代」がひとつの目安

調査では、交際経験ゼロの異性に対して男女ともに許容できる年齢の上限が「30代」とされ、男女の意見は異なるものの、30代までなら問題ないとする回答が多く寄せられました。特に女性は、20代が中心である一方、男性は40代まで許容される意見も散見されました。

結論と今後の婚活に向けて

結婚相談所Presiaの代表・来島美幸氏は、「恋愛経験がないことを恥じる必要はない。過去の経験不足を気にしている人も多いが、結婚市場ではその経験よりも現在の人柄や誠実さが重視される」と述べています。

婚活において必要な要素は、マニュアル的なテクニックではなく、その人の素直さと誠実さであることが明確になりました。これからの婚活に役立つ情報として、多くの方にこの結果を知ってもらいたいと思います。