秋の東京いきもの調査団が始まります
2025年の秋、東京都が主催する「東京いきもの調査団」が新たにスタートします。このイベントは、市民が参加して野生生物の観察を行うもので、今回はデジタル版の野生生物目録「東京いきもの台帳」を作成する取り組みの一環として位置づけられています。このイベントに参加することで、誰でも科学者のように生き物を観察し、記録し、さらに自然を学ぶことができます。実施期間は2025年10月15日から12月15日までの約2か月間です。
誰でも参加可能
参加される方は、スマートフォン上で「Biome」アプリを使って、身の回りのいきものの写真を投稿します。このアプリを介して、簡単にいきものの観察を行えるため、初心者から上級者まで、誰でも気軽に参加できるのが大きな特徴です。
また、参加者には条件を達成した方を対象に、抽選で景品もプレゼントされます。今回用意されているクエストは、初級編から中上級者向けまで含む全17種。多様なカテゴリーが用意されているため、自分に合った観察を楽しむことができます。
課外活動で実践的な学びを
主催者は東京都だけでなく、地域のNPOや企業、専門家とも協力し、多摩丘陵や狭山丘陵での「いきもの探し」の課外活動も実施します。
多摩丘陵編
- - 日時: 11月3日(月・祝) 9:30-14:00
- - 場所: 多摩ニュータウン・松が谷周辺(八王子市、多摩市)
- - 募集開始: 10月18日(土)12:00より
狭山丘陵編
- - 日時: 11月24日(月・休日) 9:30-12:00
- - 場所: トトロの森40・47号地(東大和市)
- - 募集開始: 11月1日(土)12:00より
これらのイベントでは、昆虫や植物に詳しい講師による専門的な解説をふまえた体験学習が無料で行われるため、楽しみながら生物多様性の重要性を学ぶことができます。
いきもの調査団の意義
この「東京いきもの調査団」は、ただ観察をするだけに留まらず、地域の自然環境や生物多様性の保護を目的としています。様々な立ち位置の参加者が一堂に会し、それぞれの視点から生物観察を行うことで、より充実した視点を得ることができます。これにより、都民が共同で自然を守り、育てるという意識が高まることに期待されています。
参加方法についての詳細や過去の結果は、以下の公式サイトで確認できます。興味のある方や、これから自然を学びたいと思っている方は、ぜひ訪れてみてください。
東京いきもの調査団公式サイト
企業との連携
今回のイベントは株式会社バイオームとの提携により行なわれ、同社は生物情報アプリの開発・運営を行っています。東京都は2023年に同社と提携し、データの収集と蓄積を進めています。これにより、地域住民とともに持続可能な未来のための基盤作りに寄与しています。
バイオームの公式サイトもぜひご覧ください。
株式会社バイオーム公式サイト
私たちも「東京いきもの調査団」の一員として、自然観察を楽しみ、東京の素晴らしい生き物たちを知る旅に出掛けましょう!