塩尻市とトラストバンクが新たな地域活性化に向けた協定を締結
2023年9月30日、長野県塩尻市(市長:百瀬敬)と、国内最大級のふるさと納税関連サイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンク(代表:大井潤)は、「商品開発支援等の連携に関する協定」を締結した。この協定は、トラストバンクが長野県の自治体と協定を結ぶのは初めてとなる。
協定の目的と理念
本協定は、塩尻市の地域資源を最大限に活用した商品開発と、地域事業者や学生との協力を通じて、持続的な地域経済の発展を目指すものである。地域の特産品の改良を通じたふるさと納税の促進や、関係人口の増加を図ることが狙いである。
また、教育機関との連携を強化し、若手人材が地域の企業と協力して取り組むことで、地域に対する愛情を育み、将来的には定住や就労につながるような支援を行う計画だ。
具体的な取り組み内容
この協定に基づいて、塩尻市では以下のような具体的なプログラムが展開される。
1.
地域特産品の開発
- 塩尻名物の農産物や観光資源を活用した新しい返礼品の開発。
- 日本大学の学生と協力し、地域事業者とともに新たな特産品開発に取り組むプロジェクト。
2.
地域の魅力の発信
- 塩尻市の観光資源(高ボッチ高原や奈良井宿など)を活かし、地域の魅力を広く発信するためのプロモーションを実施。
- チョイス限定品を通じて地域の特産品を訴求、寄付者層にアピールする。
プロジェクトのスケジュール
この協定に基づく活動は、2025年9月までに協定を正式に締結し、以降は特産品の選定や課題抽出、商品掲載などの具体的なプロジェクトが進行される。
- - 2025年10月:地域特産品の選定とお礼の品の登録
- - 2025年11月〜:お礼の品の情報発信
- - 2026年1月:プロジェクト成果の共有
- - 2026年2月:取り組みの深化
知事とCEOのコメント
百瀬市長は、「トラストバンクとともに地域資源の価値を再構築していく」と明言し、協定の意義を強調。トラストバンクの大井CEOも「塩尻市の魅力を外部からの新しい視点で引き出し、地域振興を目指す」と語った。
この協定を通じて、塩尻市とトラストバンクは地域の未来に向けた新しい価値創造の旅を始める。
まとめ
この新たな協定締結は、塩尻市の地域活性化へ大きな影響を与えることとなる。トラストバンクは今後も地方創生に寄与し、地域の特色を活かした持続可能な発展を支援する姿勢を明確にしている。塩尻市が持つ独自の魅力を引き出し、新たな地域づくりが進むことが期待される。