東大発AIスタートアップ「コーピー」、SIGグループと業務提携 - ミッションクリティカルAI実現に向け協業
東京大学とフランス国立情報学自動制御研究所(Inria)発のAIスタートアップ企業、株式会社コーピーは、株式会社SIGグループとの業務提携を発表しました。
コーピーは、製造業や自動車産業など、失敗が許されないミッションクリティカルな領域におけるAI導入を支援しています。SIGグループは、DX推進を掲げ、顧客企業からのAIを活用した業務改革支援の依頼が増加しており、この提携によって、両社の強みを活かしたサービス提供を強化していく方針です。
提携の背景
コーピーは、AI導入における品質保証に重点を置いており、XAI(説明可能AI)技術による説明性の向上や、QAAI(AI向け品質検証)技術による実環境における頑健性・脆弱性検証など、包括的なアルゴリズムの開発とソリューション提供を行っています。
SIGグループは、2030年を見据えた長期ビジョンの中で、「崖越えはSIGグループ」を掲げ、DX案件に対応できる体制作りを進めています。人手不足の状況を受け、AIを活用した業務改革のニーズが高まっており、AI戦略グループの新設により、コーピーとの技術協力体制を強化しました。
提携による連携
今回の提携により、コーピーはSIGグループの顧客企業に対して、AI技術を活用した業務改革支援を提供します。SIGグループは、コーピーの技術力とノウハウを活かし、多様化・複雑化する顧客ニーズに対応し、ビジネス拡大を支援していきます。
コーピーについて
コーピーは、「先端AI技術で人命を救い、平等を拡張する」をミッションに掲げ、2017年に設立されたAIスタートアップ企業です。日本とフランスを拠点とし、AIの実運用における品質保証に注力し、安全性の高いAIソリューションを提供しています。
SIGグループについて
SIGグループは、1991年に設立されたIT企業です。システム開発、インフラ構築、コンサルティングなど、幅広いサービスを提供しており、顧客企業のビジネスを支援しています。
今後の展望
コーピーとSIGグループは、今回の提携を通じて、AI技術の更なる発展と普及に貢献し、社会課題の解決を目指していきます。