ターキッシュティーの世界:文化交流イベント開催
トルコの魅力的な紅茶文化を体験する特別なイベントが、2024年12月11日から13日まで、八芳園にて開催されます。このイベントは、トルコ紅茶の文化が100周年を迎えることを記念し、日トルコ外交関係の樹立100周年も祝うものです。主催はイースタン・ブラック・シー・エクスポーターズ・アソシエーション(DKİB)。
ターキッシュティーとは
ターキッシュティーは、トルコ文化の中心的存在であり、単なる飲み物以上のものです。友人や家族とのつながりを象徴し、日常のひとときを特別にする役割も持っています。チューリップ型のグラスに注がれた紅茶は、その香りと蒸気によって人々を結びつける重要な役割を果たしています。2022年には、ユネスコ無形文化遺産にも登録され、その文化的重要性が再確認されました。このイベントを通じて、ターキッシュティーの深い歴史や伝統を感じることができる貴重な機会となります。
イベントの内容
この3日間にわたるプログラムでは、日本紅茶協会(JTA)と連携した多様なイベントが企画されています。特に、トルコから招待されたティーマスターによるワークショップ、コンペティション、そしてテイスティングイベントが目玉となっています。
1日目:ターキッシュティーマスターへの道
12月11日(水)には、日本のティーインストラクター向けに、ターキッシュティーの淹れ方を学ぶワークショップが開催されます。参加者は、ダブルティーポットを使用した淹れ方や、チューリップ型グラスでの提供方法を学びます。また、ターキッシュティーの歴史や特徴についても掘り下げられ、東黒海地域の気候や栽培方法について理解が深まることでしょう。
2日目:マスターズ・デュエル
12月12日(木)には、日本とトルコのティーマスターによるターキッシュティー淹れ方コンペティションが開催されます。参加者は、おいしいターキッシュティーを淹れるための技術が求められ、審査員が文化や技術的な面から評価を行います。
3日目:トルコを味わう
最終日12月13日(金)には、一般に開放されたテイスティングイベントが行われ、トルコの甘味と一緒にターキッシュティーを楽しむことができます。バクラヴァやロクム、ドライフルーツなど、トルコの美味しいお菓子とともに、ターキッシュティーの豊かな風味を楽しむ機会です。このイベントは、文化交流を深め、両国の友好を促進することを目的としています。
参加方法
参加希望の方は、各イベントに事前予約が必要となります。特にテイスティングイベントは入れ替え制となっており、四回に分けて実施されますので、早めの申し込みをお勧めします。
このイベントは、ターキッシュティーの伝統的な美しさだけでなく、トルコと日本の文化的なつながりを再確認する絶好のチャンスです。
イースタン・ブラック・シー・エクスポーターズ・アソシエーションについて
イースタン・ブラック・シー・エクスポーターズ・アソシエーション(DKİB)は、1998年に設立され、トルコ東黒海地域の輸出業者を代表する公的機関であり、地域産業の国際的な発展を支援するために活動しています。このイベントを通じて、ターキッシュティーの普及と日本市場における地位向上を図ることを目指しています。