都庁職員食堂で八王子研修農場産野菜を提供! 新規就農者を育成する「東京農業アカデミー」の取り組み

東京都は、新規就農者を育成するため「東京農業アカデミー八王子研修農場」を開設し、公益財団法人東京都農林水産振興財団がその事業運営を担っています。この研修農場では、都内で新たに農業経営を目指す農家出身者以外の就農希望者に対して、2年間のプログラムで実践的な栽培管理技術や販売・経営ノウハウなどを教えています。

現在、第4期生と第5期生の各5名、計10名が八王子市内に整備された農場で日々研修に励んでいます。研修生たちは、収穫した農産物を自ら出荷準備作業をして販売するほか、フードバンクや都庁職員食堂などに提供しています。

そして、この度、都内で就農を目指す研修生が育てた「新タマネギ、トマト(大玉、中玉)、キュウリ」を使用したメニューが都庁職員食堂で提供されることになりました。

提供期間は、令和6年7月1日(月曜日)から7月5日(金曜日)までのランチタイム(11時00分~14時00分)です。場所は、東京都庁第一本庁舎32階職員食堂及び第二本庁舎4階職員食堂です。職員以外の方もご利用いただけます。

この機会に、研修生たちが愛情込めて育てた新鮮な野菜を味わってみてはいかがでしょうか。

新規就農者を育成する取り組み



「東京農業アカデミー八王子研修農場」は、東京都が推進する「『未来の東京』戦略」の「多摩・島しょ農林水産業プロジェクト」の一環として設立されました。このプロジェクトは、多摩地域と島しょ部の農林水産業の振興を図り、地域経済の活性化や雇用創出を目指しています。

研修農場では、実践的な農業技術の習得だけでなく、経営ノウハウや販売戦略なども学ぶことができます。研修生たちは、将来、都内で農業を営むための準備を万端にして卒業していきます。

都庁職員食堂での野菜提供は、研修生たちの頑張りを広く知ってもらうとともに、都民の皆様に農業の大切さについて改めて考えていただく機会となるでしょう。

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