近大の金時いも給食
2025-12-22 16:07:12
近大農学部が生産した金時いもを使った特別給食メニューの提供
近大農学部が育てた金時いもを使った特別給食
近畿大学農学部では、農業生産科学科の学生がアグリビジネス実習の一環として金時いもを生産・加工し、その成果を平群町の学校給食で提供することとなりました。この特別給食メニューは、学生たちが手掛けた製品やレシピによって、多くの子供たちにヘルシーで美味しい食体験を提供します。
特別メニューの内容
本記事では、令和6年度(2024年度)に平群町内の学校給食に登場する特別メニューについてご紹介します。金時いもを使用した「あまいもグラッセ」、および「さつまいものほっこりみそ汁」、「おいもとさけのほくほくごはん」、「おいもとベーコンのほくほくごはん」がラインナップされています。
特に「あまいもグラッセ」は、近大農学部が開発したスイーツで、毎年数量限定で道の駅で販売される人気商品です。ホクホクした食感と優しい甘さが特徴で、世代を超えて愛される味わいです。また、料理に腕を磨く学生たちによって提案されたメニューは、毎年進化を遂げています。
学生の学びの場
アグリビジネス実習に参加している学生は、原材料の生産から給食メニューの提案、さらにはPR活動まで一貫して手掛けることで、実践的な知識と経験を積むことができます。この取り組みは、学生たちがアグリビジネスのプロフェッショナルを目指す上で重要なステップとなります。
平群町との連携により、学生たちは農業と食品業界についてさらに深く理解し、地域社会に貢献しています。特別給食メニューの提供は、学生による実習の成果を直接地域の人々に伝える重要な機会となっています。
実施の背景と協力
平群町は美しい自然環境と豊かな農業が魅力の地域です。近畿大学農学部はこの地域と連携し、平成25年に「アグリビジネス実習」に関する業務契約を結んで以来、相互に協力しながら多様な活動を行ってきました。特に、農業生産科学科では、地元の耕作放棄地を再生して学生たちに実務経験を提供しており、地域の農業振興にも寄与しています。
近畿大学は、視野を広げた教育と、地域に根ざした実践的なアプローチを推進することで、学生たちの成長を促進しています。これにより、学生たちが農業とビジネスの両面で活躍する道を切り開くことができるのです。
給食提供日および提供先
特別メニューは、2026年1月9日(金)に平群町立の各こども園、小学校、中学校で提供されます。提供される約1,500名分の給食は、地域の子どもたちにとって新たな味覚との出会いでもあり、学生たちが自らの手で育てた食材を通じて、地域とつながる貴重な経験です。
株式会社奈良祥樂との連携
メニューの一部は、株式会社奈良祥樂との連携によって実現しました。この企業は奈良を拠点とし、地産地消に力を入れており、学生たちの作った金時いもを使って新たな商品の開発も行っています。地元産の食材を利用することで、地域の活性化にも寄与しています。
まとめ
近畿大学農学部の取り組みは、学生が実践的な経験を得るだけでなく、地域社会に貢献する有意義な活動です。このような特別給食を通じて、学生たちは自らの成長を実感し、農業や食品関連分野での未来を切り拓くでしょう。金時いもを使用した美味しさと共に、地域とのつながりが育まれることを期待しています。
会社情報
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学校法人近畿大学
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