サイバーリンクが新たにFaceMe® Security 7.16を発表！顔認証技術を活用した最新セキュリティ機能を紹介

サイバーリンク、FaceMe® Securityの新バージョン7.16をリリース

サイバーリンク株式会社がAI顔認証スマートセキュリティシステム「FaceMe® Security」のバージョン7.16を発表しました。この新しいバージョンは、様々なセキュリティ機能が強化され、特に商業施設や小売店向けに新たに登場した分析ダッシュボードが注目されています。

新機能の概要

People Trackerとマップビューの導入

まず注目すべきは、外見情報を基に不審者や迷子を追跡可能にする「People Tracker」機能のアップデートです。この機能に新たに追加された「マップビュー」により、施設内の人物の移動経路を直感的に確認することが可能になります。特定の人物の移動経路をフロアマップ上に表示できるため、迅速かつ的確な対応が期待できます。これにより、防犯カメラで捉えた映像から、性別や年齢、服装などのフィルターを使って瞬時に対象を特定し、迷子や不審者の追跡を効率化します。

多拠点管理機能の強化

続いて、多拠点間の登録情報の同期機能が新たに搭載されました。これまでは個別に情報を登録する必要がありましたが、今回の統合によって、複数店舗を管理する際の効率が大幅に向上しました。リアルタイムでの情報共有が可能になり、セキュリティの即時性と利便性が確保されるのです。

分析ダッシュボードの新設

さらに、新しい分析ダッシュボード機能では、来店者数や属性を可視化することで、商業施設や小売店における戦略的なマーケティング施策が立案しやすくなります。IPカメラを用いて、1日ごとの来店者数や性別・年齢層分布などを集計し、データ単位での深堀り分析が可能です。これにより、適切なスタッフ配置や顧客サービスの向上に寄与します。

その他のアップデート

FaceMe® Security 7.16には、株式会社宮川製作所の新型顔認証端末「Knoctoi Lite」にも対応しており、さらにシステム全体の使用感を高めるための強化が施されています。最新のAxis Camera Station Proのインストールフローも簡素化され、利便性が向上しました。これにより、顔認証端末の画面レイアウトの変更にも対応し、より幅広いニーズに応えることができるようになっています。

サイバーリンクの取り組み

サイバーリンクは1996年に設立され、顔認証技術の先駆者として、今後も多様なニーズに応えたセキュリティソリューションを提供します。このFaceMe® Securityを通じて、業界全体の防犯対策や店舗運営の最適化に貢献し、新たな「暮らし方」を提案していきます。顔認証がもたらすさらなる進化に、今後も期待が高まります。