サイバーリンクが新たに提供するセキュリティソリューション
2023年10月、サイバーリンク株式会社はAI顔認証セキュリティシステム「FaceMe® Security」の新バージョン8.7を発表しました。このシステムは顔認証を活用した多機能なセキュリティソリューションで、入退室管理やドアの電子錠制御、リアルタイムでの監視とイベント録画など、さまざまな機能を備えています。特に新しく追加された「訪問者アクセス管理」機能は、オフィスや工場の受付業務に革命をもたらすことでしょう。
新機能の導入理由
現代のビジネス環境では、頻繁に多くの訪問者がやってきますが、受付や警備の現場においてはいくつかの課題が浮き彫りになっています。従来の手法に依存すると、目視による確認には限界があり、ICカードの紛失や不正利用もリスクとなります。また、受付用紙への記入は訪問者や担当者の負担を増やす要因となっていました。これらの問題を解決し、セキュリティの強化と業務の効率化を同時に実現する必要があったのです。
「訪問者アクセス管理」の主な機能
新機能の「訪問者アクセス管理」は、訪問者ごとに入場可能な日時や期間を設定できるため、短時間の来訪者にも長期滞在の関係者にも対応可能です。さらに二種類の認証方式を活用することで、柔軟性を持たせています。
1.
IPカメラによる認証: 遠距離からの顔認証が行えるため、車両ゲートなどでの混雑を避けることができます。
2.
顔認証デバイス端末(タブレット等)による認証: 受付や警備の拠点でスムーズな入場を促進し、事前登録のない訪問者でも簡単に顔情報を登録できます。
また、訪問者や従業員の認証状況はリアルタイムで通知されるため、確認の遅れや見落としを防ぎます。これにより、警備スタッフの負担も軽減され、万全のセキュリティが確保されます。
API連携で運用を効率化
FaceMe® Securityは、APIによる外部システムとの連携が可能です。これにより、既存の訪問者登録・管理システムと統合することで、従来の業務フローを維持しつつ、新たな顔認証管理システムへの移行が実現できます。この柔軟な対応は、ビジネスのデジタル化を進める上で重要な要素となるでしょう。
サイバーリンクの展望
サイバーリンクのComputer Vision事業部の社長、メイ・グー氏は、「FaceMe® Security 8.7の訪問者アクセス管理機能により、従来の人手やカードに依存した受付業務の負荷を軽減しつつ、安全性を向上させることができます。私たちは今後も、現場のニーズに応じた顔認証技術を社会に広めていきます」とコメントしています。
まとめ
新たに機能強化されたFaceMe® Securityは、単なるセキュリティシステムにとどまらず、業務の効率化や負担軽減を実現する強力なツールとなっています。サイバーリンクはこの技術を通じて、企業の課題解決に貢献し、より安全で便利なビジネス環境を創出していくことでしょう。