日本の安全運輸の新たな一歩
両備グループは、2025年1月23日、岡山県岡山市にある備前自動車岡山教習所で「第39回両備グループSSP-UP技能コンテスト」を開催しました。このコンテストは、長年にわたって続いている伝統的なイベントであり、業務における技能やサービスを通じて、参加者の安全意識と技術力の向上を目指しています。
1983年の第一回開催から今日まで、このコンテストは毎年行われており、今回は96名の選手がバス、トラック、フォークリフトなど8つの部門に分かれて競い合いました。選手たちの熱気と情熱は真冬の寒さをも吹き飛ばすほどで、一日を通して白熱した戦いが繰り広げられました。
安全第一の理念
両備グループが掲げる理念は「安全は全てに優先する」です。この理念に基づき、同グループは日本一の安全な交通運輸企業を目指し、技術力の向上や安全文化の深化に取り組んでいます。特に、SSP-UP運動は「セーフティ(安全)」「サービス(サービス)」「プロダクティビティ(生産性)」の3つの柱から成り立ち、全従業員がこの向上に努めています。
SSP-UPは、業務を通じて日々の努力を積み重ね、各部署において専門技能の向上を図るための活動です。この理念が根付いているからこそ、両備グループは業界において一歩先を行く存在となっています。
コンテストの概要
今回の技能コンテストは、以下の8部門から成るさまざまな競技を含んでいました:
- - バス部門:運転実技、学科試験、ホスピタリティ競技
- - トラック部門:運転実技、学科試験
- - フォークリフト部門:指導能力競技、学科試験
- - タクシー部門:運転実技、サービス接遇、学科試験
- - 鉄軌道部門:実技競技、学科試験(事前実施)
- - フェリー部門:実技競技、接客ロールプレイング、学科試験
- - 整備部門:実技競技
- - 事務部門:スピーチ競技、対応力チャレンジ
選手たちは、各部門の競技を通じて自身の技能を披露し、観客たちもその熱い戦いを見守りました。また、約350名がコンテストに参加し、見学者も含めた多くの人々が集まりました。
結果発表と今後の展望
競技の最後には盛大な表彰式が行われ、優秀な選手たちがその努力を称えられました。両備グループの代表である小嶋光信氏は、閉会の挨拶の中で、参加者たちの努力と熱意を称賛しました。今後も両備グループは、さらなる技術の向上を図り、安全確保に力を入れていく方針です。
まとめ
両備グループのSSP-UP技能コンテストは、ただの競技ではなく、参加者や従業員の意識を高める貴重な機会です。安全運輸企業の未来を切り拓くため、両備グループはこれからもこの活動を通じて、業界全体の安全を向上させる努力を続けていくことでしょう。