アジア学院の「教師」と「生徒」なしの学び舎に迫る

アジア学院の精神

アジア学院の常務理事を務める荒川朋子さんが、ユニークな教育機関の理念について語る機会がありました。この学院は、発展途上国を支えるための研修プログラムを提供しており、特に農業技術や地域のリーダーを育成することに力を入れています。

アジア学院とは？

アジア学院は、那須塩原市に位置し、約9ヶ月にわたる研修プログラムを通じて、発展途上国のNGOメンバーや牧師たちに対して、農業技術や指導力を教えています。このプログラムは実践的また思索的な学びを重視し、参加者は自国の発展に寄与する資源を得ることができます。荒川さんは、「知識を与えるのではなく、考える力を育てることが重要」と強調しました。

教師も生徒もない

アジア学院の最大の特徴は、“教師”も“生徒”も存在しないという教育理念です。参加者同士が互いに学び合い、共に成長することを目指しています。荒川さんは、自身の高校時代にこの学院の創設者の講演を聞いて感銘を受け、その後、留学先から直接手紙を書いて入学を果たした経験を持っています。この時の情熱が、今の彼女の活動の原点となっています。

共に生きることの重要性

「共に生きること」がアジア学院の必修科目とも言える精神です。荒川さんは、学び舎での教えは一方的なものではなく、全員が持ち寄った経験や知識が重要であると教えてくれます。この教えが、将来のリーダーたちに対する変革的な影響をもたらすと信じています。

嶌信彦のラジオ番組での紹介

この興味深い内容は、TBSラジオで放送される番組『嶌信彦人生百景「志の人たち」』でも取り上げられています。特に8月の放送では、荒川さんが登場し、アジア学院の教育理念や、自身の経験談について語る予定です。リスナーは、彼女の考えを直接聞くことで、教育とは何か、そして真に心に響く学びとは何かを再考する機会を得るでしょう。

今後の放送をお楽しみに！