株式会社アルファドライブと株式会社SHIBUYA109エンタテイメントは、若者マーケティング機関「SHIBUYA109 lab.」の知見を活かした新たなマーケティングサービスの展開を発表しました。2024年7月10日より協業を開始し、若者向けの新規事業創出を支援していくとのことです。
両社の協業背景は、AlphaDriveが企業内における新規事業創出プログラムの運営支援を通じて、若年層のインサイトをより深く知りたいというニーズを感じていたこと、そして、SHIBUYA109エンタテイメントが運営する「SHIBUYA109 lab.」が、毎月200人の若者との接点を持ち、実態や価値観を把握・分析していることから、両社の強みを活かすことで、より効果的なマーケティングサービスを提供できるのではないかと考えたことによるものです。
今回の協業では、「SHIBUYA109 lab.」が持つ若年層に関する独自の知見とネットワークを活用し、新規事業に関わるマーケティングサービス・コンテンツを提供します。具体的には、顧客グループインタビューやアンケート調査を通じて、若年層顧客の動向や課題を把握する「事業性検証ソリューション」、ファシリテーションやメンタリングによる商品・サービス共創プロジェクトの運営を行う「商品・サービス共創ソリューション」などが挙げられます。
さらに、両社のナレッジを公開するウェビナーを開催することも発表しました。テーマは「新規事業で顧客ターゲットの解像度を上げるには、どんな検証活動を進めればいいの?──若者世代をケーススタディにした解説つき──」です。ウェビナーでは、AlphaDriveと「SHIBUYA109 lab.」の持つ新規事業における顧客開発手法や若者世代特有のマーケティング戦略などのケーススタディが紹介され、質疑応答の機会も設けられます。
AlphaDriveの執行役員加藤隼氏は、現代の若年層をターゲット顧客とした事業において、接点を持つことやニーズ・インサイトの把握が難しいことを指摘し、「SHIBUYA109エンタテイメント様が持つ若年層に対する広く深いノウハウと、AlphaDriveが持つ事業開発のノウハウを掛け合わせたご支援が可能になります」と協業への意気込みを語りました。
「SHIBUYA109 lab.」所長の長田麻衣氏は、「SHIBUYA109 lab.は15-24歳のaround20をメインとした若年層に関する定性・定量的知見を有していることを強みとして、これまで様々なクライアントのマーケティングを支援してまいりました。今回の新規事業創出支援のプロフェッショナルである AlphaDrive様との協業により、マーケティングに収まらず、事業として若年層と向き合いたい企業の皆さまへの支援領域を更に拡大して参ります。」と述べ、若年層の価値観に根差した事業展開が企業の未来の資産となると確信していると語っています。
両社の協業により、これまで以上に若者向けのビジネスを支援できる体制が整ったと言えるでしょう。今後、どのようなサービスが展開されていくのか、注目が集まります。
AlphaDriveとSHIBUYA109エンタテイメントの協業は、現代社会における若者マーケティングの重要性を改めて示すものと言えるでしょう。現代の若者は、従来の世代とは異なる価値観を持ち、消費行動や情報収集においても独自のスタイルを確立しています。そのため、企業が若者層にアプローチするには、従来のマーケティング手法だけでは不十分で、彼らの価値観や行動パターンを深く理解した上で、共感を得られる戦略を構築していくことが求められます。
AlphaDriveはこれまで、企業の新規事業創出を支援してきた実績があり、事業開発のノウハウを豊富に持っています。一方で、「SHIBUYA109 lab.」は、若者たちのトレンドや価値観を常に把握しており、最新の情報やインサイトを提供することができます。両社の強みを融合することで、企業はより的確な若者層へのアプローチが可能となり、新規事業の成功確率を高められるでしょう。
特に注目すべき点は、顧客グループインタビューやアンケート調査などの「事業性検証ソリューション」と、ファシリテーションやメンタリングによる商品・サービス共創プロジェクトの運営を行う「商品・サービス共創ソリューション」です。これらのソリューションを通じて、企業は若者層のニーズを深く理解し、彼らの意見を反映した商品やサービスを開発することができます。
また、ウェビナーを通して両社のナレッジが公開されることも大きな意義を持つと言えるでしょう。企業は、ウェビナーで提供される情報やケーススタディを通して、若者世代へのマーケティング戦略を学ぶことができます。さらに、質疑応答を通して、専門家から直接アドバイスを得ることも可能です。
AlphaDriveとSHIBUYA109エンタテイメントの協業は、企業にとって貴重な機会となります。両社の持つ知見と経験を活用することで、企業は若者層をターゲットとしたビジネスを成功に導き、持続的な成長を実現できる可能性を秘めています。