健康寿命延伸を目指す革新企業の挑戦
大阪府に本社を置く株式会社AutoPhagyGO、東京都渋谷区のキュレーションズ株式会社、東京都港区の株式会社電通の3社が、世界的なコンペティション「XPRIZE Healthspan」に参加し、健康寿命延伸に向けた革新技術の開発に挑んでいます。
「XPRIZE Healthspan」とは
「XPRIZE Healthspan」は、健康寿命の延伸を目的とした革新的なソリューションを探索し、広めるための国際的なコンペティションです。老化に関するアプローチを革新し、人生の質を向上させることを目指しています。このコンペティションでは、食品、サプリメント、運動、睡眠の4つの領域からアプローチし、オートファジーという細胞の老化を制御するメカニズムを基にした「オートファジーリブーストプログラム」を提案しました。
この提案が評価され、世界58カ国から600チーム以上が参加する中、準決勝進出が決まり、「Top 40 Milestone award」を受賞しました。2026年まで臨床試験を行い、そこで得られたデータをもとに決勝の上位10チームに選ばれると、決勝戦に臨むチャンスが与えられるのです。
オートファジーリブーストプログラムの内容
プログラムでは、オートファジーの活性化を促すために以下のような介入が行われます。
- - 食事におけるカロリー、成分、摂取時間の調整
- - オートファジーを活性化する成分を含むサプリメントの投与
- - 有酸素運動を中心に運動習慣を構築
- - 1日7時間以上の睡眠の確保
この4つの要素が組み合わさり、個人の健康状態を改善し、健康寿命を延ばすことを目指しています。
各社の役割と特色
- - AutoPhagyGO: 2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典名誉教授の研究に基づいて、オートファジーのメカニズムを活かした臨床試験を推進しています。医学的観点からプログラム全体の監修を行い、臨床試験の評価も手掛けます。
- - キュレーションズ: デジタル技術を活用した次世代型パーソナルヘルスプラットフォーム「SmartAge Dashboard」を開発し、デジタルツールを通じて人々の健康管理をサポートします。
- - 電通: このプログラムの広報活動、さらなるパートナー企業の募集、顧客体験のデザインなどに取り組みます。マーケティング全般の支援も行い、幅広い人々にこのプロジェクトの重要性を伝える役割を担います。
参画企業の募集
「オートファジーリブーストプログラム」では、より多くの企業と共に健康寿命延伸の可能性を探るための参画企業・スポンサー企業の募集を行っています。興味がある企業に対しては、詳細を説明するための説明会を随時行っています。
企業からのコメント
参加企業の一つ、「株式会社ヨシダ」からは、口腔と全身の健康に貢献する取り組みの重要性が語られました。オートファジーの効果を考える中で、全ての人が良質な医療を受けられるよう努力を続ける姿勢を示しています。
また、「塩野義製薬株式会社」は、健康寿命延伸を追求する本プログラムに寄与する姿勢を見せ、生活に溶け込む新しい健康習慣の提供を目指しています。
AutoPhagyGO、キュレーションズ、電通は、今後も様々なパートナーと共に健康長寿の実現を目指し、革新的な取り組みを推進していく予定です。本プログラムに関心を持つ企業や個人は、ぜひ公式サイトを訪れて最新の情報をご確認ください。