海洋VR授業の新展開
2020-12-10 11:00:12

「Virtual Ocean Project」の新たな挑戦:オンライン授業で子供たちの海洋体験を豊かに

「Virtual Ocean Project」の新たな挑戦



新型コロナウイルスの影響で、多くの子どもたちが体験の機会を失った中で、「Virtual Ocean Project」が新たに提案するのがオンライン授業です。このプロジェクトでは、水中ドローンと先端のVR技術を駆使して、子供たちに海の魅力とその重要性を伝えることを目指しています。

プロジェクトの概要


「Virtual Ocean Project」は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環として、リアルイベントに加え、オンラインでの教育プログラムを今年度から実施します。リアルイベントでは、箱根園水族館や横浜・八景島シーパラダイスを拠点としてきましたが、今回のオンライン授業により、地理的・身体的な制約を超えた教育の機会を提供します。

オンライン授業の内容


この授業は、特にコロナ禍で海に行けなかった子供たちのために企画されました。事前に収集した水中映像を用いて、参加者は自宅で音声操作によるVR体験を楽しむことができます。授業では「ドローンダイバー」という職業を仮想体験し、さまざまな海洋問題について学ぶプログラムが組まれています。

例えば、水質調査や魚類観察を通じて、海に関する問題を考えたり、プラスチックゴミ問題について理解を深めたりします。これにより、子供たちは海洋環境の保護の重要性を実感できるでしょう。

イベント詳細


オンライン授業はZOOMを利用して行われ、参加者は自宅で授業を受けることができます。第一回は2020年12月25日に愛知県の特別支援学校で行われ、第二回は全国の学校の体育館で実施される予定です。

授業プログラムの流れ


1. イントロダクション:プロジェクト紹介とドローンダイバーキャプテンの挨拶
2. 職業体験:水中ドローンの操作方法を学び、実際に質問に答える業務体験
3. 報告書作成:得られた知識をもとに、クイズ形式でフィードバック

過去の実施例


これまでのイベントでは、箱根園水族館や横浜・八景島で多くの参加者が体験をし、海洋問題についての認識を高めてきました。また、過去には富士通や関西学院大学との共同研究により、遠隔での授業も行われました。2020年度は特に体験の機会が減った子供たちに、臨場感あふれる学びの場を提供したいと考えています。

未来に向けての希望


「Virtual Ocean Project」は、次世代を担う子どもたちに海洋環境の重要性を伝えることを目指しており、海の日の意義を再認識してもらうことで、行動を起こすきっかけにつなげていきます。

このプロジェクトを通じて、困難な状況下でも子供たちに新しい体験を提供し、彼らの好奇心を育むことが期待されています。

会社情報

会社名
任意団体バーチャルオーシャン製作委員会
住所
東京都港区虎ノ門2-5-18First-A 虎ノ門801
電話番号
090-7721-6317

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