ウィズテックファーマとロングライフ、調剤薬局業務のデジタル化プロジェクトを始動へ

ウィズテックファーマとロングライフが提携

株式会社ウィズテックファーマと株式会社ロングライフが業務提携を結び、調剤薬局業務のデジタル化（DX化）を進めることが発表されました。両社の協力により、今後の医療改革を先導するとともに、効率的な業務運営を目指したシステム開発が開始されます。

システム開発の背景

日本は急速な高齢化が進行しており、医療制度の見直しが求められています。この状況に対処するため、2025年までに地域包括ケアシステムの構築が急務とされています。新たな医療システムの導入には、オンライン診療やオンライン服薬指導、さらにはマイナンバーカードを利用した資格確認や電子処方箋の導入が含まれます。これらの新しい取り組みに対して遅れをとらないよう、ウィズテックファーマとロングライフは連携してシステムを開発していきます。

ウィズテックファーマの取り組み

ウィズテックファーマの代表であるミンジョンホ氏は、実際の調剤薬局における業務体験を通じて、現場の課題を直接聞き取る機会を持ちました。その経験から、業務をITで改善できる方法を模索していたところ、米田社長との出会いをきっかけに、共同で課題解決を図るシステム開発の提案が実現しました。ミン社長は、ロングライフとの協力関係に期待を寄せており、スピード感を持ったプロジェクト進行を目指す考えを示しています。

ロングライフのビジョン

一方、ロングライフの米田博文社長は、医療業界におけるデジタル化の遅れを指摘し、特に調剤業務において人手に依存している現状を改善したいとの意向を表明しています。高齢社会においては医療費の削減が求められており、業務の効率化や合理化は不可避の課題です。ロングライフ社は、ウィズテックファーマとの提携により、患者に寄り添った本来の調剤薬局の姿を実現したいと考えています。

会社概要

- 株式会社ウィズテックファーマ

- 本社所在地: 東京都港区虎ノ門1-23-1虎ノ門ヒルズ森タワー 8F
- 設立: 2021年9月
- 代表者: ミン・ジョンホ
- 事業内容: 調剤薬局向けのDXシステムの開発・販売

- 株式会社ロングライフ

- 本社所在地: 静岡県袋井市高尾1765-82F
- 設立: 1991年11月
- 代表者: 米田博文
- 事業内容: 静岡全域・東京・愛知で展開する調剤薬局チェーンの経営
- URL: http://www.longlife-ph.com/

この提携により、医療業界のデジタル化が加速することが期待されています。今後の動向に注目です。