中京大学の新たな挑戦:学生ラウンジ改修プロジェクト
中京大学名古屋キャンパス内のセンタービルにて、2026年3月に新しい学生ラウンジが完成することが決定しました。このプロジェクトは、株式会社イトーキ、コクヨマーケティング株式会社、株式会社丸天産業との産学連携によるもので、1994年に竣工して以来初の大規模な改修です。
学生がデザインに挑戦する意義
本プロジェクトでは、学生が各社から選択された上で、ラウンジのデザインを担当します。この取り組みは、前述の企業と学生の「共創」を促進し、学びの場としての価値を高めることを目的としています。「クロスロード(交差点)」という共通テーマのもと、学生たちは自身の創造性を発揮し、実践的な学びを体験します。
現代の学生は、少子化に伴う就学環境の変化や早期就職活動の影響を受け、スキルや経験を積むことがこれまで以上に求められています。このプロジェクトでは、単なる短期インターンシップでは得られない、実践的な課題解決能力を養うことを目指しています。
チームイトーキのコンセプト「Nest for you」
プロジェクトに参加する学生チーム「チームイトーキ」は、「Nest for you(みんなのための巣)」というコンセプトを策定しました。このデザインには、学生たちから寄せられた意見や要望が反映されています。例えば、「くつろげない」「落ち着かない」といった問題点に対して、心身の「拠りどころ」となる空間を作り出すことを目指しています。
具体的には、勉強に集中できるエリアや、友人と気軽に会話できるスペース、また短時間でリラックスできる静かなコーナーなどを設けることで、学生が快適に過ごせる環境を整えます。学生自身がこれらの設計に深く関わり、自らプレゼン資料を作成し、具体的な家具配置や照明プランを検討する過程を通じて、実社会に即したデザイン体験を得ています。
学生が築く新しい「クロスロード」
「Nest for you」と「クロスロード」の組み合わせは、安心できる拠り所があるからこそ新たなステージに挑むことができるというメッセージを伝えています。このプロジェクトが成功することで、学生たちは自らのキャリア形成を支援する新たな機会を手に入れることになります。
リニューアルオープンに向けて、各チームが提案したプランが現実のものとなるよう進行中で、イトーキはオフィス設計や働き方の研究を基にした人を中心とした空間づくりを教育環境に応用し、学生が安心して成長できる舞台を共創しています。
イトーキの未来展望
1890年に創業した株式会社イトーキは、「明日の『働く』を、デザインする。」を掲げ、オフィス空間のデザインや働き方のコンサルティングを通じて、さまざまな空間づくりを手掛けています。ハイブリッドワークの普及に伴い、変化する働き方に応じた柔軟な空間を提案しています。学生ラウンジの改修プロジェクトは、そんなイトーキが提案する未来の一端を示すものでもあります。
中京大学におけるこのプロジェクトは、学生が自らの手で未来を創造する力を育む貴重な機会と言えるでしょう。2026年の竣工に向けて、ワクワクする展望が広がっています。