三洋金属株式会社が業務効率化を実現
三洋金属株式会社は、経理業務の負担を軽減するために、株式会社invoxが提供する「invox受取請求書」を導入しました。このシステムの導入により、請求書の支払い業務にかかる時間を従来の2日から1日へと短縮し、業務の属人化を解消しました。さらに、事業承継を見据えた体制の整備も進めています。
専門的な業務の属人化とその課題
これまで三洋金属株式会社では、社長が請求書の支払いをほぼすべて手がけていました。毎月約100件の請求書が紙で届き、それをすべて手入力するという運用は、非常に煩雑で時間を要するものでした。請求書を整理するために、穴あけして紐でまとめる方法が取られていたため、過去の書類を探す際には膨大な時間がかかっていました。その結果、業務の効率が低下し、社長一人に負担が集中する状態が続いていました。
このような状況では、事業承継時にスムーズな業務引き継ぎが不可能になるという危機感が高まっていました。社長の長年の経験に基づく業務スタイルは、第三者がそのまま継承するのが難しいことが明らかになり、見直しが必要となったのです。特に、金銭を扱う業務であるため、不安を抱えたまま他の社員に任せることは難しいという現実もありました。
invox受取請求書の導入
業務の属人化を解消し、効率的な支払い業務を目指すため、三洋金属株式会社は「invox受取請求書」の導入を決定しました。導入に際しては、他のサービスも検討していましたが、コスト面での不安からinvoxを選択しました。invox受取請求書の料金体系は月額基本料金と従量課金制で、実際に導入後は月額約5,000円前後に収まるという嬉しい結果が得られました。これは、社長にとっては想定以上のコストダウンとなりました。
導入後は、紙で受け取った請求書をスキャンし、AIによるOCR技術でデータ化されるため、従来の手入力作業が不要になりました。この改善により、数件の請求書をまとめて処理することが可能になり、業務の流れがスムーズになりました。支払い業務の負担が軽減された結果、業務に従事する社員たちは他の重要な業務に集中できるようになり、全体の効率が向上しています。
業務の再構築による未来への展望
業務の効率化だけではなく、社長一人で担っていた業務が複数人で分担される体制に移行しました。これにより、請求書の作成や確認の流れが透明化され、より多くの従業員が業務を把握できるようになっています。今後は、請求書業務にとどまらず、バックオフィス全体の仕組み化も進めていく計画です。
例えば、紙で配布されている給与明細の電子化や、自社から発行する請求書業務のデジタル化も視野に入れています。こうした取り組みを一つずつ進めていくことで、経営者が経営判断に専念し、現場の社員は業務に集中できる環境作りを実現したいと考えています。事業承継が目前に控える現在、三洋金属株式会社は新たな体制を確立することで、これからも持続可能な成長を目指します。
三洋金属株式会社の概要
三洋金属株式会社は、岡山県を拠点に、廃バッテリーや銅滓のリサイクルを行う企業です。設立から65年を迎える2024年には、「堅実に、柔軟に、調和の取れた未来を実現する」という経営ビジョンのもと、時代の変化に対応した事業展開を続けています。リサイクルを通じて資源循環を支え、人々が安心して生活できる社会の実現に貢献している企業です。
このように、三洋金属株式会社は業務効率化への挑戦を通じて、経営の見直しと事業の持続可能な発展を模索しています。