ベトナム人学生のインターンシップが南日本運輸倉庫で始動！日本の物流技術を学ぶ新たな挑戦

南日本運輸倉庫株式会社は、今夏よりベトナム人大学生をインターン生として受け入れ、彼らに日本の物流を学ぶ機会を提供しています。この取り組みは、国際的な人材育成を目指す一環であり、今回の第3期生として参加するのは、トゥイロイ大学の物流学科に在籍する男女6名です。彼らは、8月29日に行われた入社式とオリエンテーションを経て、埼玉物流センターに配属され、1年間にわたり流通管理や物流技術を学びます。

トゥイロイ大学は、1959年に設立されたベトナムの国立大学で、理系に特化した教育機関です。約2万2500名の学部生と2300名の大学院生が在籍しており、日本企業との交流を積極的に進めていることから、南日本運輸倉庫のインターンシッププログラムは、両者にとっての貴重な経験となるでしょう。6名の学生は日本語や文化の理解を深めることも期待されており、生活面でのサポートも用意されています。

入社式では、大園社長がビデオメッセージで挨拶し、「この1年間で物流の基礎を学び、将来的には国際的な物流の架け橋となってほしい」と期待を寄せました。また、食品の低温輸送のエキスパートとして知られる南日本運輸倉庫は、持続可能な社会の実現を目指しており、フードロス問題に対する取り組みも行っています。彼らの使用するDENBAの鮮度保持装置は、次世代の物流システムをサポートしています。

今回のプログラムは、南日本運輸倉庫が2022年にスタートさせたもので、現在までに17名のインターン生を受け入れ、次の第4期生の受け入れも予定されています。ベトナム国内では、近年物流業が急成長しており、将来の国際的な人材（特に物流分野）を育てることが重要視されています。南日本運輸倉庫の取り組みは、こうした背景に基づいています。

将来的には、インターン生たちが培った知識と経験をもとに、日本とベトナムの架け橋となる活躍を期待したいです。国際的な環境での挑戦、文化交流、そして物流技術の研鑽を通して、彼らがどのように成長していくのか、今後の展望に注目が集まります。