三井情報株式会社は、2024年9月からMenlo Security社が提供する新たなライセンス「MKI Protect+」の販売を開始すると発表しました。このライセンスは、ブラウザのセキュリティを強化することを目的としており、特にMicrosoft 365を導入済みの企業に向けて提供されます。MKI Protect+は、三井情報専用のライセンスであり、独自の技術を活用したセキュリティ対策として注目が集まっています。
社会的背景と必要性
近年、国内では企業や自治体を対象としたサイバー攻撃が横行しており、その影響で事業が停止するケースも増えています。リモートワークの普及やゼロトラストセキュリティの実装が求められる中、従来のセキュリティツールでは不十分な部分も少なくありません。特にブラウザを介した攻撃に対処するため、Menlo Securityが提供する「MKI Protect+」は非常に効果的です。
MKI Protect+の機能
MKI Protect+は、ブラウザを通じてパブリックインターネットと社内ネットワークを効果的に分離し、安全な情報のみをエンドユーザーに届けることができるのです。この結果、回避型マルウェアやフィッシング攻撃、エクスプロイトに対しても強力な防御が可能となります。具体的には、以下のライセンスがあります。
1.
Basicライセンス
基本的な機能が揃ったライセンスで、Menlo Securityのブラウザアイソレーション機能を活用しています。これにより、クラウドプロキシを追加しつつ、さまざまな構成に対応可能です。
2.
Advanceライセンス
Basicライセンスに加えて、Web通信以外のトラフィックの視覚化・制御ができるため、より高度なセキュリティが求められる企業に向けた製品です。
3.
Add-Onライセンス
BasicやAdvanceライセンスの機能をさらに強化したいお客様向けのライセンスで、必要に応じて各機能を追加できる柔軟性を持っています。
Menlo Securityについて
Menlo Security社は、カリフォルニア州に本社を置くサイバーセキュリティ企業で、日本市場にも2016年から進出し、約300社にサービスを提供しています。Fortune 500企業をはじめとする多くの大手企業からも信頼を得ており、独自のCloud-Browser Security Platformは、エンドポイントソフトウェアを必要とせず、企業全体に包括的な保護を提供しています。
三井情報の役割
三井情報は、2018年からMenlo Security社のサービスを取り扱っており、国内での豊富な実績があります。今後もテクノロジーを活用し、企業のセキュリティ対策を強化し、デジタル化を進めることで、顧客の安心・安全な環境を提供していく方針です。三井情報の新ライセンス「MKI Protect+」の導入を検討することで、企業はより効果的にセキュリティを強化し、業務を進めることが可能となるでしょう。