ケニアでの医療課題解決へ、ITエンジニア育成事業が始動！

株式会社DIVE INTO CODEと株式会社AfricaScanが連携し、ケニア共和国における医療・ヘルスケア分野に特化したITエンジニア育成事業を始めることになりました。DIVE INTO CODEは、国境や年齢を超え、テクノロジーを活用して活躍する環境の構築を重視しており、アフリカを含む国々での展開を進めています。

DIVE INTO CODEは、2017年にルワンダでの活動を皮切りに、セネガルやベナン、ミャンマーと連携しています。その経験を踏まえ、今回初めてケニア市場に進出します。これまで平等な教育機会を提供することに努め、若者がエンジニアとして社会に貢献できるような仕組みを整えてきました。

アフリカスキャンは、2014年からケニアで予防医療やダイエットアプリ、医療教育サービスを展開してきました。医療問題の解決には医療者だけでなく、一般の人々も積極的に関与する必要があり、そのための架け橋としてITエンジニアの育成が不可欠だと考えています。

この提携によって、ケニアの現状を変える新たな人材が育成されることを目指しています。具体的には、AIやディープラーニング技術を活用した予防医療、そして医療情報の流通や教育サービスを提供するためのWebアプリケーション開発に携わる人材を育成していく予定です。このような取り組みにより、ケニア国内における医療の質を向上させることが期待されます。

両社の代表者もそれぞれの思いを語っています。アフリカスキャンの福吉潤代表は、ケニアの経済成長を目の当たりにし、2014年から現地での事業をスタートさせました。彼は、国境を越えたIT人材の育成が、医療課題の解決につながると信じています。一方、DIVE INTO CODEの野呂浩良代表は、ケニアのスタートアップエコシステムの重要性を強調し、医療分野における教育と雇用の創出に寄与する志を示しています。

これにより、ケニアの若者たちが医療分野での活躍を通じ、地域の医療課題に取り組めるような環境が整備されることが期待されています。今後の展開に注目が集まります。DIVE INTO CODEとアフリカスキャンの協力により、育成されるITエンジニアたちが持つ技術が医療分野で活かされ、予防から治療、さらには物流や保険まで多岐にわたる課題を解決する一助となることを願っています。