自動車ユーザーの新常識、車室空間の効率的活用法とは？

自動車ユーザーの新しい過ごし方

近年の「タイパ」時代において、時間を有効に活用したいと考える自動車ユーザーが増えています。その傾向を捉えた「車室空間利用に関する意識調査」では、実際に車を運転する中で、どのように時間を使い、どんな意識を持っているのかを探りました。

車内はただの移動手段ではない

調査によれば、日常的に自動車を利用しているユーザーの約6割が、運転している時間や同乗している際に『スキマ時間』を意識しています。特に、運転中や渋滞にハマっている際に、この『スキマ時間』を感じる人が多く、また移動の前後にもそれを感じているという結果が出ました。これは、もはや車室空間が単なる移動手段ではなく、特別な空間として捉えられていることを意味しています。

スキマ時間の過ごし方

車内での過ごし方に関する調査も行われ、なんと8割以上の人が何らかのコンテンツを利用していることがわかりました。特に、インターネットを使っている人が47.9％、SNS利用が28.3％と高い数値を示しました。更に、動画視聴においては「YouTube」が66.3％と圧倒的に多く、続いて「Prime Video」にも多くの支持が集まっています。若年層においては、特に動画視聴が人気であることがわかりました。

移動の合間にリラックス

車内での『スキマ時間』を利用する理由として、最も多いのは「1人になれるから」というもので、家庭や仕事から離れ、静かで落ち着ける空間として車室空間を活用している人が多いですね。さらに、2割以上の人が自己の時間を確保する目的で車内を利用しているという結果も出ており、デジタルコンテンツを楽しむための空間となっていることが伺えます。

時間を有効活用するためのカスタマイズ

同調査では、カスタマイズについても触れられています。その結果、車室空間を「運転を快適にするため」にカスタマイズしている人は2割弱で、特にデバイス接続を通じて動画を楽しむ機能が求められています。このニーズを受け、パナソニックは新たなカーナビステーションを開発しました。これにより、Wi-Fi接続を通じてYouTubeやPrime Videoなど多彩な動画配信サービスを車室空間で楽しむことが可能になります。

未来の車室空間

新型カーナビモデル『ストラーダフローティング大画面モデル』の登場は、今後の自動車利用において新しい局面を迎える可能性を秘めています。動画視聴だけでなく、スマートフォンとの連携や地図のオンライン更新機能が充実しており、ユーザーにとって利便性の高い商品となることでしょう。

このように現代の自動車ユーザーは、車室空間を単なる移動のためだけの場所とせず、効率的にそして楽しみながら使う意識が高まっています。今後の自動車の楽しみ方は、一層多様化していくことでしょう。