港区が取り組む新たな情報提供手法
東京都港区が新たに開設した特設ページ「耳で聴くWebサイト」は、視覚障害者や高齢者など、情報アクセシビリティの向上を図るための取り組みです。これは全国の自治体においては福岡市に続く2例目、都内では初の試みとなります。
「耳で聴くWebサイト」は、NPO法人日本視覚障がい者情報普及支援協会(JAVIS)の企画・監修のもと、Uni-Voice事業企画株式会社が提供する音声変換サービスを用いています。これにより、港区の様々な情報を音声に変換し、誰でも容易にアクセスできるようになっています。
特設ページで得られる情報
この特設ページでは、以下のような情報を提供しています。
地域情報
地域ごとの広報や各地区総合支所が発行する情報誌の内容も含まれ、地域に密着した情報が手に入ります。
港区の注目情報
時系列やカテゴリー別に整理された情報が分かりやすく表示されており、利用者は必要な情報にすぐにアクセス可能です。
耳で聴くハザードマップ
災害時に必要な避難行動に役立つハザードマップも音声で提供され、特に高齢者や視覚障害者には重要なサポートとなります。
港区提供のリンク
その他、港区のホームページへのリンクもカテゴリー別に整理されて提供されており、より多くの情報がわかりやすくなっています。
利便性の向上
従来の区のホームページにあった音声読み上げ機能と比べて、今回の取り組みによって提供される情報量は飛躍的に増加しました。また、利用者が求める情報へのアクセスも向上し、多くの人々にとって利便性の高いサービスとなっています。
港区では、「誰ひとり取り残さない」という理念のもと、この特設ページの開設を実現し、より包括的な地域社会の構築を目指しています。今後もこうした取り組みを通じて、地域に住むすべての人が情報にアクセスしやすくなることが期待されています。ぜひ、港区の特設ページを訪れて、実際にその便利さを体験してみてください。