シーネット、14年連続でクラウド型WMS売上シェアNo.1を獲得
株式会社シーネット(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長:小野崎伸彦)は、デロイトトーマツミック経済研究所発行のレポート「スマートロジスティクス・ソリューション市場の実態と展望【2025年度版】」において、2024年度のクラウド型WMS市場で16.7%の売上シェアを記録し、14年連続でNo.1の地位を保持しました。この結果は、シーネットの物流業界における継続的なイノベーションと顧客ニーズへの柔軟な対応を示すものです。
概要
このレポートでは、WMS(倉庫管理システム)やバース管理システム、TMS(輸送管理システム)などの物流領域の主要なソリューションを提供する企業を対象にした市場規模や動向が分析されています。2024年度のWMS市場は前年比112%で228.5億円に達し、その中でクラウド型WMSは105.9億円と46.4%を占める見込みです。今後もクラウド化が進み、来年度には比率が48.9%まで上昇するのが予測されています。
シーネットのクラウド型WMS「ci.Himalayas」の強み
1992年に設立されたシーネットは、30年以上にわたり倉庫管理システムの開発と提供に取り組んできました。2025年3月末時点で、1,300以上の物流センターにて「ci.Himalayas」システムが利用されており、多種多様な業界での導入が進行中です。今回の調査では、クラウド型WMSのシェアに加え、利用料シェアでも第1位を獲得。食品・飲料や小売、卸売、機器部品など様々な業種で高い評価を得ています。
特殊な要件への対応
特に食品・飲料分野では、物流拠点の新設や建て替え、物流DXの推進が背景となり、システムの刷新が進められています。この業界では、賞味期限、温度管理、ロット管理といった高度な機能が求められており、シーネットではこのニーズに応じた機能強化を続けています。その結果、食品業界での採用が急増しています。
2024年度の市場動向
2024年度は、物流センターの新規設置や既存拠点のリプレースが活発に行われ、WMSの高度化に対するニーズが高まりました。この背景から「ci.Himalayas」への需要が増加し、旧システムからの移行や新規導入が進んでいます。加えて、物流KPIに特化した分析ツール「ci.Himalayas /Compass」の提供により、業務効率化だけでなく、経営層におけるデータ活用が進められています。
今後の展望
シーネットは今後も「ci.Himalayas」を中心に据え、AIの活用や周辺システムとのさらなる連携を進めていく計画です。また、物流KPI分析機能の強化により、現場の改善だけでなく、経営層の意思決定をサポートする仕組みを構築することも目指しています。
シーネットについて
シーネットは、「現場をITで気持ち良くする」という企業理念のもと、物流業界の効率化を追求してきたパイオニアです。2011年度から14年連続でクラウド型WMS売上シェアNo.1を達成し、現在も多様な企業の物流戦略に貢献しています。https://www.cross-docking.com/
結論
シーネットの14年連続の成功は、物流管理の効率化と顧客満足度の向上に寄与するための不断の努力の賜物です。先進的な「ci.Himalayas」シリーズは、今後の物流業界における重要なツールとなり続けるでしょう。さらに、AIの活用や新機能の追加により、物流の未来を切り拓いていく姿勢が期待されます。