子育ての新常識
2021-09-02 14:00:05

発達心理学の専門家が教える子育ての新常識とは

発達心理学の専門家が教える子育ての新常識



2021年9月5日、発達心理学の第一人者である沢井佳子氏が監修を手掛けた育児書『6歳までの子育て大全』が発売されます。この書籍は、幼児教育番組『しまじろうのわお!』の監修者である沢井氏が、長年の経験を基に子育てに悩む保護者向けに書かれたものです。彼女は1980年代に『ひらけ!ポンキッキ』の心理学スタッフとして、多くの幼児向けコンテンツの開発にも携わってきました。

幼児教育のプロフェッショナル


沢井氏は、幼児教育の分野で30年以上のキャリアを持つプロフェッショナルです。彼女は、発達心理学を背景に子どもの発達の順序を理解し、的確にサポートする方法を追求してきました。本書では、子どもが「わかる」ようになり、「できる」ようになるためのプロセスを視覚的に示し、保護者が大らかな気持ちで子どもとの時間を楽しめるような情報を提供しています。

本書の特徴


『6歳までの子育て大全』の特徴は、「トリセツ」的な情報ではなく、子どもの発達の順序についての理解を重視している点です。言葉の獲得や社会性の発達など、子どもは生まれつきのプログラムに基づいて成長します。「イヤ!」と言う子どもの行動も、考える力の進展を反映しています。これにより、保護者が発達の変化を理解し、子育ての不安を軽減する手助けをします。

子どもとの関わり方を見直すことで、SNSなどにあふれる情報に惑わされず、しっかりとした視点を持って育児に取り組むことができるようになります。さらに、父親の育児休業時の考慮点や、周囲の協力を得るための具体的なヒントも本書には盛り込まれています。

コロナ禍の中での子育てへの言及


沢井氏は、コロナ禍の影響を受けた家庭に向けて、リモートワーク時の子育てに関する課題を明確に取り上げています。祖父母の協力が得られない家庭が多い中、この本を通じて身近な人と気軽に話しながら問題解決を見つけてほしいと願っています。

書籍の構成


本書は、保護者から寄せられた71の質問にQ&A形式で回答をしています。「親なのに赤ちゃんの気持ちがわからない」「自己肯定感のある子に育てる方法は?」など、実際の悩みに直面する保護者のための内容が盛りだくさんです。巻頭には、発達スケールガイドが図解されており、子どもの成長過程を一目で理解できます。

1. 「わかること」と「できること」の発達
2. 生活習慣とルール
3. あそび・まなび
4. 予防・ホームケア
5. みんなでやる子育て

編著者のプロフィール


沢井佳子氏は、チャイルド・ラボの所長であり、日本こども成育協会の理事でもあります。彼女は、発達心理学を専門とし、幼児教育の分野で広範な実績を持っています。著名な教育メディアや幼児向けコンテンツの設計を手掛け、これまでに数々の書籍やメディア教育に関与してきました。

最後に


『6歳までの子育て大全』は、すべての保護者に向けて役立つ一冊です。子どもの成長と発達を理解し、しっかりとした土台を持った育児を実践するために、この本をぜひ手に取ってみてください。家庭の中での子育てが、より楽しいものとなることでしょう。

会社情報

会社名
一般社団法人 日本こども成育協会 
住所
東京都中央区日本橋人形町1‐3‐6AIC共同ビル3F
電話番号
03-5623-4226

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