ロイヤルカナン、猫用食事療法食の新製品を発表
ロイヤルカナン ジャポンが、猫用の食事療法食ウェットパウチを新たに4製品発売することを発表しました。これらの製品は、全国の動物病院で2024年11月から順次販売が開始されます。新発売される商品は「消化器サポート 可溶性繊維」「ユリナリーS/O + CLT」「腎臓サポート ローフ」「腎臓サポート ビーフテイスト」となっており、猫の健康維持に特化した栄養設計がされています。
新製品の特長
1. 消化器サポート 可溶性繊維
この製品は、便秘やその他の消化器系の問題を抱える猫を対象としたもので、消化性の高い原材料が使用されています。可溶性食物繊維の含有量が適切に調整されているため、スムーズな消化をサポートします。
2. ユリナリーS/O + CLT
下部尿路疾患に悩む猫向けに開発されたこの製品は、ミネラル含有量が適切に調整されています。弱酸性の尿環境を維持することを目指し、マグネシウムを制限することで、特発性膀胱炎や結石症のリスクを軽減します。
3. 腎臓サポート ローフ/ビーフテイスト
慢性腎臓病を抱える猫のために特化し、高消化性タンパク質を含みつつ、リンを制限する設計になっています。これにより、負担を軽減しつつ必要な栄養を提供します。
すべての製品は、しっとりとしてジューシーな食感があり、愛猫に毎日のおいしいケアを実現します。
フード導入の重要性
多くの猫オーナーは、ドライフードとウェットフードの組み合わせでミックスフィーディングを行っていますが、療法食の使用率が低く見られる傾向があります。そのため、他の一般食や異なる療法食を摂取することが多く、それが栄養バランスを崩す原因となる可能性があります。この点で、ロイヤルカナンは猫オーナーたちに対し、療法食をより効率的に取り入れることの重要性を指摘しています。
流通制度の変更
また、ロイヤルカナンでは、ペットオーナーが安心して療法食を購入できるよう、2024年10月1日より新たな流通制度を導入しました。この制度により、食事療法食は動物病院と公式認定オンラインストアでの販売に切り替えられます。これにより、診療と購入の過程が明確になるため、より良いサービスが提供されることが期待されています。
企業理念と展望
ロイヤルカナンは、犬と猫の健康を支えるため、個々のニーズに応じた栄養バランスを追求し続けています。「A BETTER WORLD FOR PETS™」をスローガンとして掲げ、ペットだけでなく人々や地球への配慮も大切にしています。31868年にフランスで設立された同社は、今や世界120以上の市場で展開しており、ペットの健康に寄与するため日々努力しています。
ロイヤルカナンの公式サイトには、製品情報やお客様相談室へのアクセスが掲載されていますので、興味のある方はチェックしてみてください。