落語絵本の魅力とは?
近年、子供たちに楽しく学びを提供する絵本の新しいジャンルとして注目されている「落語絵本」。その草分け的存在が、川端誠氏による『みょうが宿』の新版が、株式会社ロクリン社から2025年10月27日に発表されます。この絵本は、日本の古典落語を子ども向けにわかりやすく表現した作品で、親子での読み聞かせに最適な内容が詰まっています。
絵本の説明によると、落語絵本とは、落語の語り口や間、登場人物のやり取りを絵本として表現したものです。本作はその魅力を存分に発揮しており、読むことで自然と落語のリズムや文化に触れることができます。これにより、子供たちは娯楽として楽しむと同時に、コミュニケーションの力を養うことができるのです。
『みょうが宿』のあらすじ
『みょうが宿』の物語は、みょうがを食べると物忘れをするという言い伝えを利用した宿屋の夫婦が主人公です。彼らは宿を訪れた商人に、みょうが料理を振る舞い、彼が宿を後にした後に忘れ物を探そうとする悪だくみを巡らせます。商人は果たして何を忘れてしまうのか、物語は最後の爽快なオチへと展開していきます。詳細はぜひ本書を手に取ってお楽しみください。
川端誠氏のこだわり
著者の川端誠氏は、新版『みょうが宿』について、「聞いたことのない噺を視覚的に描くことで、より楽しさを伝えたい」と語っています。彼の独自の視点から作り上げられた作品は、ただの絵本に留まらず、落語の本質を捉えた貴重なものとなっています。また、本作は2012年にクレヨンハウスから刊行された『みょうがやど』の完全新版で、全ページが新たに描き直されています。このこだわりは、内容のみならず、絵そのものからも感じ取ることができ、読み手に深い感動を与えてくれるでしょう。
レビュアー募集キャンペーン
また、ロクリン社は『みょうが宿』の刊行を記念し、絵本レビュアーを募集しています。この機会に抽選で2名様に本作をお届けし、SNSやブログでの紹介をお願いしたいとのことです。興味がある方は、公式サイトで応募してみてはいかがでしょうか。
終わりに
親子で楽しむことができ、かつ学びを提供してくれる『みょうが宿』。日本の文化を子供たちに伝える絵本として、また新たな一家に一冊の必携の本になることでしょう。ぜひご期待ください。
書誌情報
- - ISBN: 978-4-86761-040-4
- - 定価: 本体1,700円+税
- - 判型: A4上
- - 頁数: 24
- - 発行日: 2025/10/27
詳細は
ロクリン社の書籍案内ページをご覧ください。