ロボットと未来の仕事
2017-06-15 16:00:23
将来の仕事に不安?中学生の7割がロボットに仕事を奪われることを危惧
中学生の7割、ロボットによる職への不安
近年、AIやロボット技術の発展が目覚ましいですが、その技術革新は、私たちの未来の仕事にどのような影響を与えるのでしょうか?
この疑問に対し、大学受験情報サイト「受験のミカタ」が実施した調査で興味深い結果が明らかになりました。調査によると、2020年度以降に大学受験を控える中学生の約7割が、将来、ロボットに仕事を奪われることに不安を感じていることが判明しました。
これは、AIやロボット技術の進歩が、雇用市場に大きな変化をもたらす可能性を示唆するものです。多くの若者が、将来のキャリアプランを考える上で、こうした技術革新の影響を真剣に受け止めている現状が浮き彫りになりました。
大学入試共通テストへの肯定的な意見も
一方、大学入試制度改革に関する調査では、現状のセンター試験に満足している学生も多いことがわかりました。
具体的には、回答者の73.5%がセンター試験に満足していると回答。特に高3生ではその割合が83.8%に達し、高い満足度を示しました。
また、大学入試共通テスト(仮称)の方針についても、現状のマーク式試験に不満を持つ学生だけでなく、マーク式に満足している学生の中にも肯定的な意見が多く見られました。特に中学生では、思考力や判断力、表現力を評価する試験実施への賛同が63.8%に上りました。
この結果は、入試改革が単に試験形式を変えるだけでなく、学生の能力を多角的に評価する方向へ進むことを期待する声が多いことを示唆しています。
学生の意見、多様な視点
ロボットによる就職への不安については、中学生から様々な意見が寄せられました。中には、「ロボットがどんな仕事を担うかによる。人間がやりたい仕事、人間にしかできない仕事が残っていれば問題ないが、そうでなければ不満は残るだろう」といった、技術革新と雇用問題を深く考える意見もありました。
これらの意見は、単に不安を示すだけでなく、技術革新が社会にもたらす影響を多角的に捉え、将来への展望を真剣に考えている学生たちの意識の高さを示しています。
「受験のミカタ」による継続的な調査
「受験のミカタ」は、今回のようなアンケート調査を定期的に実施し、受験生の実態把握に努めています。インセンティブなしにも関わらず、毎月500名以上の学生から回答を得ていることから、その信頼性の高さが伺えます。
今回の調査結果は、AIやロボット技術の発展、そして大学入試制度改革という二つの大きな変化が、現代の学生たちに与える影響を浮き彫りにしました。これらの変化は、私たちの社会構造や将来の雇用市場に大きな変化をもたらす可能性を秘めており、今後の動向を注視していく必要があります。
「受験のミカタ」について
「受験のミカタ」は、現役大学生が運営する大学受験情報サイトです。受験問題の解き方や勉強方法のノウハウを分かりやすく解説し、80万PVを突破するなど、中高生を中心に広く支持されています。
今後、新しい学習スタイルを提供するコンテンツメディアとして、有益な情報をタイムリーに発信していくとともに、企業とのタイアップも推進していく予定です。
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