オンラインカジノの違法性に対する認識が急上昇
情報メディア「あけるさいむ」が2025年2月に実施したアンケートによると、オンラインカジノの違法性を最近知ったと回答した人がなんと53%に達することが明らかになりました。この結果は、多くの人々が最近のメディア報道によってオンラインカジノの問題に目を向け始めたことを示しています。特に著名人が絡む事件が多く報じられる中、違法性についての認識が急速に広がっているのです。
アンケート実施の背景
日本においてオンラインカジノが違法であるという認識は、ここ数年で大きく変化しています。最近の報道では、様々な著名人がオンラインカジノに関与していることが取り上げられ、警察の取り締まりが強化されていることも相まって、一般市民の意識も変わりつつあります。このような状況を反映し、あけるさいむでは20代から60代の男女125名を対象にオンラインカジノへの認識について調査を実施しました。
調査概要
- - 調査実施日:2025年2月
- - 調査対象:20代〜60代の男女125名
- - アンケート内容:オンラインカジノに関する各種意見
実施された質問項目の中には、「オンラインカジノが違法だと最近知ったか?」や「ギャンブルと借金は互いに影響し合っていると思うか?」など、非常に興味深いテーマが含まれています。
オンラインカジノの違法性に対する認識
アンケート結果によると、53.6%の人が「オンラインカジノが違法であることを最近知った」と回答し、約46.4%が「以前から知っていた」との回答がありました。この結果から、よく知られていなかった違法性がメディアによって多く報じられ、認識が変わってきたことがわかります。しかし、一方で多くの人が「オンラインカジノはグレーゾーン」と誤解している理由を考える必要があります。
- - 誤解その1:海外のオンラインカジノは合法との思い込み
多くのオンラインカジノが海外に拠点を持つため、日本の法律の対象外だと考える人がいますが、実際には日本にいる限り違法です。
ニュースでは逮捕される人がいると報じられますが、全員が取り締まられるわけではありません。
これが「問題にならないのでは?」という誤解を招いているのが現状です。
情報を提供するサイトの中には、「海外で運営されているため問題ない」といった誤った認識を持たせるものも多く見受けられます。
日本で進められているIR(統合型リゾート)政策を考慮し、「カジノは合法」と考える人も多いですが、これは異なる話です。
ギャンブルは危険と多くの人が認識
「ギャンブルは危険なものだと思うか?」という質問に対して、回答者の90.4%が「はい」と回答しました。この結果は、ギャンブルに対する一般的なマイナスイメージが根強いことを示しています。
また、91.2%の人が「ギャンブルと借金は相互に影響し合っている」と考えていることも注目される結果です。ギャンブルが借金の原因になることや、逆に借金返済のためにギャンブルに手を出すケースが広く認識されていることがわかります。
利用経験はわずか5.6%
「オンラインカジノをしたことがありますか?」という質問には、わずか5.6%の人が「はい」と回答しました。つまり、実際にオンラインカジノを利用した経験のある人はごく少数であることもわかります。全体の94.4%が利用経験がないことから、情報が多く流通している割には実際のプレイヤーは少ないことが明らかです。
まとめ
今回の調査結果は、日本国内におけるオンラインカジノの違法性やギャンブルに関する認識を反映したもので、今後もこれらの問題についての議論が続いていく必要があります。特に、誤った情報による影響を受けやすい若年層への周知が重要です。違法であることを知りながら行動している人もいますが、大多数は情報不足で思わず巻き込まれてしまうリスクがあることを忘れてはいけません。