アルパカ、史上最高の資金調達でさらなる飛躍へ
AIエージェント時代の証券基盤を提供するアルパカ(AlpacaDB Inc.)は、歴史的な資金調達を行い、今後の成長に向けた強固な土台を築きました。この度、Peak XVをリードインベスターとして、ElefundやBNPパリバグループなどの新規投資家を迎え入れ、1億3,500万ドル(約218億円)の戦略的出資を確保しました。これにより、アルパカの総調達額は4億3,500万ドル(およそ700億円)を超え、企業評価額は11億5,000万ドルに達し、ユニコーン企業としての地位を確立しました。
この資金調達は、金融業界における大変革を映し出しており、特に資産のトークン化とAIの進展による影響が顕著です。アルパカはこれを受けて、金融市場の枠組みを新たに構築しています。
具体的な業績とその影響
これまでの三年間にわたって、アルパカは継続的に売上高を前年同期比で2倍に増加させる成果を上げてきました。この成長は、以下のような重要な事業成果に裏打ちされています。
1.
インドでの進出: インドの金融特区、GIFT Cityでの証券会社およびペイメント企業の買収により、現地におけるライセンスを取得。
2.
欧州市場への対応: 英国及び欧州の規制当局からの認可を受けた証券会社を買収し、EEA(欧州経済領域)30カ国での金融サービス提供の準備が整いました。
3.
新たな取引サービスの開始: 執筆時点で、欧州株式を皮切りに、グローバル株式の取引サービスを提供開始。また、原資産のカストディ残高は15億ドルに上っています。
4.
AI機能の拡充: 投資APIの月間アクティブユーザー数は、過去六ヶ月で約4倍に増加しています。
これらの成果は、AIエージェント向けの機能強化だけでなく、トークン化された資本市場との接続を強化する新しい金融基盤を示しています。
トークン化とAIが混ざり合う未来
横川毅CEOは、「アルパカは、トークン化されたグローバルな資本市場を支え、AIネイティブな金融サービスの基盤として独自の位置を確立している」と語りました。トークン化により、金融資料へのアクセスが変革され、AIによって新しい市場参加者が続々と登場します。この変革を支える規制に準拠したインフラへの需要は、今後も急速に高まるとしています。
資金調達によって得た資金は、AIエージェント向け証券インフラのさらなる進化に使われ、顧客金融機関は、従来の金融市場とブロックチェーン市場双方で、シンプルな投資サービスの構築・提供を実現できるようになります。
今後の展望
加えて、アルパカはクオンツファンドやアクティブトレーダー、マーケットメーカー向けに、APIを通じた会社特有のアクセスを提供するプライムブローカレッジ機能の開発も進行中です。これにより、顧客企業は従来の金融インフラに代わる新たなサービスを受けられる環境が整います。
Peak XVによる出資は、アルパカが次の時代の金融機関としての成長を遂げるための大きな一歩を意味しています。今後もアルパカの成長に期待が寄せられ、規制に準拠した証券基盤の構築が加速していくことでしょう。
アルパカとは?
アルパカは、米国、日本などの国々で証券会社登録を持ち、従来型の金融資産とオンチェーンの資産にアクセスできるAIエージェント向けの証券基盤APIを提供しています。これまでに、世界中の40カ国以上、300社を超える金融機関にサービスを提供し、1,000万を超える証券口座をサポートしています。