リーガルリサーチの効率化を目指す賢誠総合法律事務所
弁護士法人賢誠総合法律事務所は、全ての所属弁護士がリーガルリサーチプラットフォーム「Legalscape」を導入し、そのメリットを享受しています。京都市伏見区に拠点を持つこの法律事務所は、法人法務から一般民事案件まで幅広いニーズに対応し、全国的に展開しています。特に、業務の「実力主義」を掲げ、法務テクノロジーの導入に積極的です。
導入の背景
賢誠総合法律事務所は、電子書籍や判例検索サービスの利用にもかかわらず、リーガルリサーチの質には依然として課題が残っていました。弁護士が各々の経験に基づいて情報をリサーチすることにより、成果物の質にばらつきが生じることが問題となっていました。特に、必要な情報がどの文献に存在するかが不明確なため、リサーチの質は個々の経験に委ねられていたのです。
そこで、汎用AIをリサーチに活用する試みも行われましたが、虚偽情報の生成を確認する手間がかかり、十分な業務効率化には至りませんでした。そのような中、Legalscapeという優れたリサーチツールに出会ったのです。
トライアルと正式導入の決定
Legalscapeの導入にあたっては、初期トライアルの評価が重要でした。AIが要約を提供し、参考文献や条文を迅速に確認できる点が高く評価され、現場の弁護士からの強い要望がありました。トライアル終了時には、現場の弁護士たちが「すぐに契約しましょう!」と契約を求めるほどの熱意を見せたことが、正式導入の大きな要因となりました。現在、50名以上の弁護士がLegalscapeのアカウントを持ち、リサーチの運用を行っています。
導入による効果
Legalscapeを導入することによって、いくつかの具体的な効果が見られました。
1. リサーチの効率化と平準化
Legalscapeを使用することで、弁護士は必要な法的情報を横断的に迅速にリサーチすることが可能となりました。例えば、アソシエイト弁護士が誤ったリサーチに時間を費やすシーンが減少し、案件に対する情報収集も短縮されました。これにより、一定の品質に達するまでの時間が大幅に短縮されています。
2. 判例収集の精度向上
従来はキーワード検索が主流でしたが、AIが関連性のある判例を優先的に提示するため、効率よく必要な判例を収集可能になりました。これは訴訟や紛争解決において色々な局面での強みを発揮しています。
3. 情報共有の改善
Legalscapeの印刷機能を利用することで、文献の該当ページをPDF形式で迅速に共有でき、弁護士同士の議論の質も向上しています。見落としていた情報をその場で確認できるため、議論が活性化しています。
4. 汎用AIとの連携
汎用AIを活用する際には、Legalscapeがその出力に対する裏取りの役割を担っています。これにより、AIを中心に置いた業務の文化が形成され、法律事務所としての競争力を高めることが期待されています。
事務所からのコメント
賢誠総合法律事務所の黒栁武史弁護士は、「AIの進化により、法律事務所の仕事も大きく変化しています。Legalscapeはリサーチを効率化し、また他のAIツールとの連携を強化することで、弁護士としての実力をより引き出す助けになると感じています」とコメントしています。また、原萌野弁護士も「Legalscapeを用いることで、短時間で一定水準以上のリサーチができるようになり、弁護士同士の質の高い議論が実現しています。今後も業務の効率化を目指し続けます」と述べています。
まとめ
賢誠総合法律事務所のLegalscape導入は、弁護士業務の効率化のみならず、質の向上にも寄与しています。さらなる進化を目指して、これからもテクノロジーを最大限に活用していく姿勢を示しています。