ユビレジとファンくるの戦略的業務連携
連携の狙い
2023年、飲食業界に新たな光が差し込む。クラウドPOSレジを提供する株式会社ユビレジと、顧客体験を可視化する株式会社ファンくるが業務連携を開始した。この連携の背後には、飲食店の運営改善を図る目標がある。両社のそれぞれの強みを活かし、飲食店が抱える課題解決に取り組む。
データの融合で見える化
ユビレジが保有する売上データ(POSデータ)と、ファンくるが持つ顧客体験データ(VOC)の統合は、店舗運営のブラックボックスを解消する重要なステップとなる。何が売れたのかと、なぜ売れたのかという要因を関連付けることで、顧客満足度の向上やリピート率の増加につなげる可能性が広がる。
このデータ統合によって、売上と顧客満足度の相関関係やリピートの妨げとなっている要因が可視化される。財務面からの収益改善と、現場でのサービス向上を同時に実現するための基盤が整う。
収益最大化を目指した取り組み
両社は、注文数や顧客評価を基に商品の競争力を分析することで、収益最大化に向けた新たなデータ活用モデルの構築にも着手する。具体的には、「注文は多いが評価が低い」などのパターンを特定し、顧客のコストパフォーマンス評価をもとに適正価格の算出を行う。
これにより、飲食店はどの商品の価格を見直すべきか、どの点を改善することで顧客を惹きつけられるかを具体的に検討できるようになる。
実践的な検証を通じたサービス開発
今後、ユビレジを導入している飲食店で、このデータ活用の検証を行う予定だ。この現場での実証を通じて、POSデータと顧客の声を統合し、高度な情報解析を行い、店舗運営へと活かす具体的なサービスを開発する。
荒波の飲食業界における挑戦
今回の連携について、ファンくるの山口社長は「様々な飲食DX企業と連携し、業界全体の課題解決に貢献するインフラを構築する」と意気込みを語る。また、ユビレジの白砂取締役も「データ活用により、店舗改善の新たな示唆を得られる」との期待を寄せる。
両社の未来を見据えて
ユビレジとファンくるの連携は、飲食業界が直面する人手不足や原価高騰といった課題への有効なアプローチとなるだろう。今後の取り組みにより、飲食店が顧客の満足度を向上させ、事業価値を高めていくことが期待されている。日々変動する市場環境の中、両社の連携が生む新しい可能性に注目が集まる。
企業概要
所在地:東京都千代田区岩本町1-10-5 TMMビル4F
URL:
https://www.fancrew.co.jp/
事業内容:顧客や従業員の声を分析し、飲食店舗運営や商品開発などを支援するWebサービスを提供。
所在地:東京都渋谷区千駄ケ谷3丁目51-10 PORTAL POINT HARAJUKU
URL:
https://ubiregi.jp/
事業内容:クラウド型POSレジシステムを開発・提供し、飲食業界のデジタル化・効率化を推進。