岡山理科大学が育てた高級カレイ「マツカワ」がくら寿司に登場！

岡山理科大学が育てた高級カレイ「マツカワ」

岡山理科大学が開発した高級カレイ「マツカワ」が、回転寿司チェーン「くら寿司大阪・関西万博店」で提供されることになりました。この新たなメニューは、7月25日に発売され、1貫320円（税込）で、数量に限りがあるため、早い者勝ちです。

「マツカワ」は、一般的に「カレイの王様」と称される、非常に美味しい白身魚です。その特徴は、厚みのある身、豊かな脂肪、歯ごたえ、そして甘みです。特に、しょう油麹に漬け込んだ状態で握られるこの魚は、その極上の味わいがしっかりと楽しめる一品となっています。

岡山理科大学の生物生産教育研究センターでは、2023年7月12日より、稚魚からの養殖が始まりました。この養殖は完全閉鎖循環式の水槽で行われ、環境に配慮した方法で育てられています。このプロセスにより、出荷時のマツカワは平均して1.5キログラム程度に成長します。

実は、くら寿司はすでに2023年5月に「おかやま理大うなぎ」を全国で販売しており、今回の「マツカワ」はその第2弾となります。どちらの製品も岡山理大の技術と研究力を反映したものです。

くら寿司大阪・関西万博店は、135メートルの長いレーンと338席の座席を有する同チェーン最大の店舗です。この店舗では、世界各国の料理メニューも用意されていますが、「岡山理大まつかわがれい」が加わったことで、さらなる注目を集めています。

初日にこの寿司を試した大阪市の20代の女性客は、「コリコリした食感が心地よく、上品な甘みとちょうどよい脂が美味しい」と高評価を寄せています。このように、客の評判も上々の様子です。

さらに、岡山理科大学の生命科学部の准教授である山本俊政氏も店を訪れており、「学生たちが心を込めて育てた高級カレイです。味は間違いないです。そして、日本の大学の研究力を知ってもらいたい」と語りました。学問と食が結びついたエンターテイメントとしての側面もあります。

店内には、特大のすしざらのデザインも施され、視覚的にも楽しませてくれます。このコラボレーションは、岡山理科大学が誇る研究力と、くら寿司の手軽で高品質な寿司が出会った瞬間でもあります。

「岡山理大まつかわがれい」は、観光客や地元の人々にとって、新たな味覚体験となることでしょう。ぜひ、この機会に一度、味わってみてはいかがでしょうか。期間限定のため、残りが少なくなってくるかもしれませんので、お早めに足を運んでみてください。

岡山理科大学がこのように新しい食文化を発信できることは、今後のさらなる展開が期待されます。私たちの食卓にも、新しいスタイルの寿司が広がるかもしれません。