飲食業界の復活
2021-07-09 01:30:01
飲食業界の復活を目指す職域ワクチン接種プロジェクトが始動
新型コロナウイルスの影響を受け、厳しい状況が続く飲食業界に向けた新たな取り組みとして、職域ワクチン接種プロジェクトが始まりました。このプロジェクトは、飲食業界における新型コロナウイルス対策の一環として、社員やスタッフが安心して働ける環境を整えることを目指しています。
この取り組みは、飲食業界を支える多くの企業の協力を得て実現しました。スパイスコード株式会社とベンチャーキャピタルのCoral Capitalがこのプロジェクトを呼びかけ、都内でキャップスクリニックを運営するCAPSグループが医療従事者の手配を行いました。また、会場の設営や人員体制のサポートも株式会社小泉が担当し、7月から約2ヶ月間にわたり全10回のワクチン接種が予定されています。
長期にわたるコロナ禍の影響で、飲食業界はこれまでにも何度も緊急事態宣言を受け、その度に営業への影響を受け続けました。営業時間の短縮や酒類提供の禁止など、さまざまな制約が課せられています。しかし、こうした厳しい状況にもかかわらず、多くの企業の支援を受けることで、この業界に明るい未来を切り開く道が開けました。
飲食業界の従業員が早期にワクチン接種を受けることによって、自身の安全だけでなく、来店されるお客様にも安全な環境を提供することができます。お店側としても「感染しない、させない」をテーマに、安心して食事を楽しんでもらうための対策を講じています。この活動を通じて、飲食業界としての誇りを持ち、顧客に対し万全の体制でお迎えする姿勢を示すことを目指しています。
実施背景
飲食業界の特徴として、多くの従業員を抱えながらも、内部の本部スタッフは限られた人数で運営されています。多くの飲食企業が、広範な業務を少数のスタッフで兼任しながら行っています。このため、一つ一つの店舗で職域接種を実施することは難しい状況にあります。しかし、ネットワークを活用し業界団体としてまとまって取り組むことで、広範囲な職域接種が実現可能となります。
プロジェクト概要
このプロジェクトは、医療従事者と連携を取りつつ運営されます。政府が配布するモデルナ社製ワクチンを用いて、2021年7月9日から8月末までの間に接種を行う予定です。接種会場は東京都千代田区の麹町に設置されます。
多くの企業がこの取り組みに協力し、業界一体となって感染症対策を進めることで、飲食業界が笑顔を取り戻すことが期待されています。このようなプロジェクトが進展することで、今後の景気回復や、国内ワクチン接種率の向上にもつながることを期待したいと思います。お客様に安心して来店してもらえる環境を整えることが、私たち飲食業界の責任でもあるのです。これからも、業界としての連携を強化し、互いに助け合いながら、今後の展開に取り組んでいきます。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人日本居酒屋協会
- 住所
- 東京都目黒区中目黒1-10-25602
- 電話番号
-
03-5734-1755