若手起業家の未来を拓く新たな連携
2023年、フリー株式会社(以下、freee)とNPO法人ETIC.(以下、ETIC.)が包括連携協定を締結しました。この協定は、若手起業家を育成し、新しいビジネスを構築するための重要な取り組みです。両者は、特に東京都が主催するスタートアップコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY」と連携し、起業家に向けた支援を強化します。
ETIC.は1993年に設立され以来、さまざまなセクターと協力し、未来を創る人材の育成に注力してきました。「TOKYO STARTUP GATEWAY」では、東京から世界を変えるスタートアップを輩出することを超え、地域経済の活性化にもつながることを目指しています。このプログラムは、若手起業家や新規ビジネスの発展をサポートし、東京のスタートアップシーンを盛り上げる役割を果たしています。
起業支援セミナーの開催
この連携協定において、freeeは「TOKYO STARTUP GATEWAY」の参加者を対象に、起業セミナーやワークショップを実施します。これにより、起業に必要な知識やスキルを習得できる機会が提供され、多くの参加者が自らのビジネスアイデアを実現するための一歩を踏み出す手助けが行われます。
さらに、法人設立を検討している参加者には、経験豊富な専任スタッフが手続きをサポートします。これにより、若手起業家が直面するさまざまな課題に対して、きめ細やかな支援が実現します。
起業情報メディアでの情報発信
また、freeeが運営する起業情報メディア「起業時代」では、参加者の活動に関する取材を通じてさまざまな情報を発信していきます。このプラットフォームを通じて、起業家の成功事例や取り組みが広く知られることとなり、更なる刺激となることでしょう。
経営者と起業家の共助
NPO法人ETIC.のシニアコーディネーターである佐々木健介氏は、「私たちの目標は、挑戦する一人ひとりの思いが社会を変える原動力となることです。freeeとの連携によって、多くのチャレンジャーに寄り添い、起業の選択肢を身近に感じてもらえる環境を作りたい」と強調しています。
一方、freeeの編集長である磯貝美紀氏は、「ETIC.との連携により、起業に関する支援がさらに強化されることを期待しています。『スモールビジネスを、世界の主役に。』という使命のもと、起業情報の発信や各種サービスを通じて、挑戦する人々を全力で応援していきたい」と述べています。
まとめ
今回の包括連携協定は、明日の社会を担う若手起業家の育成という大きなビジョンの実現に向けて、freeeとETIC.が力を合わせて取り組む新たな一歩と言えるでしょう。これからも、この連携がどのように発展し、多くの人々を勇気づけ、ビジネスの世界へと導いていくのか非常に楽しみです。