老舗鐵工所の挑戦
2025-02-28 12:05:19

静岡の老舗鐵工所が挑んだアトツギ甲子園全国大会の舞台

静岡の老舗鐵工所が挑む新たなビジネスモデル



静岡県富士市に位置する株式会社斎藤鐵工所は、創業から100年以上にわたる歴史を誇る老舗の製紙機械メーカーです。6代目の専務取締役、齊藤雄大氏が最近、注目を浴びています。2025年の2月20日、東京・大手町にて開催された「アトツギ甲子園」全国大会に参加し、“日本の紙づくりの未来を守るための新たな鐵工所業界のビジネスモデル”をテーマにプレゼンテーションを行ったからです。

アトツギ甲子園とは?



アトツギ甲子園は、中小企業の後継者が経営資源を活かした新規事業のアイデアを発表するイベントであり、全国から選ばれた18名のファイナリストらが参加する大規模な大会です。今年度は189名ものエントリーがありましたが、その中から厳選された18名が地方大会を勝ち抜き、決勝に進出しました。齊藤氏もその一人として名を連ねました。

齊藤雄大氏の挑戦



齊藤氏の発表タイトルは「製紙機械メンテナンス集団が日本の紙づくりの未来を守る!」というもの。内容は、地元の製紙業界を守るための新たなビジネスモデルの提案でした。惜しくも受賞には至りませんでしたが、彼の真摯な姿勢と情熱は多くの聴衆に感動を与えました。

「以前の自分には考えも及ばなかった大舞台で、夢見ていたプレゼンを行うことができた。感謝の気持ちでいっぱいです。」


このように語る齊藤氏は、単に自社の未来を考えるだけでなく、地域の製紙業界全体を見据えた発表を行いました。

地域からの支持



大会後、地元の製紙業界関係者や静岡県、富士市の行政からは「よくやった!」「感動した!」という温かい賛同の声が寄せられ、齊藤氏はその反響に喜びを感じたと言います。このような場で仲間たちと出会い、切磋琢磨する経験も大いに刺激となったようです。「これからも日本全体を盛り上げていくために頑張ります」と意気込みを語りました。

齊藤雄大氏の背景



齊藤氏は静岡県富士市に生まれ、県立富士高校を経て明治大学商学部に進学。その後、政府系金融機関での11年間の法人営業を経て、家業である斎藤鐵工所に入社しました。事業承継を意識しながら、次の100年に向けての挑戦を続けているのです。

斎藤鐵工所の理念



斎藤鐵工所は、紙を「抄く」「加工する」ための製紙機械を顧客のニーズに合わせて提供しており、設計から製作までの一貫体制を持っています。地場産業を支える企業として、これからも地域の発展に寄与することを目指し、挑戦を続けていく所存です。

今後の展望



齊藤雄大氏は、アトツギ甲子園を通じて感じた新たな可能性を基に、今後の行動に更に力を入れていくと語ります。過去の歴史を踏まえつつも、未来を見据えた挑戦が始まります。彼の挑戦は、静岡県の地場産業のみならず、日本全体に新たな風を吹き込むことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社斎藤鐵工所
住所
静岡県富士市吉原5-5-7
電話番号

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