エーゼログループのFSC戦略
2025-11-26 13:24:48

エーゼログループが目指すFSC認証全製品化へ向けての未来計画

エーゼログループが掲げるFSC®認証の全製品化計画



株式会社エーゼログループは、岡山県西粟倉村に拠点を置く木材事業を展開している企業です。このたび、2028年3月を目標に自社規格品全てをFSC®認証製品へ移行する方針を発表しました。FSC®認証材は、森林管理の責任を持ちながら生産された木材であり、環境保護に寄与する重要な選択となります。

FSC®認証とは


FSC®(Forest Stewardship Council)は、持続可能な森林管理を推進する国際的な非営利団体です。FSC®の認証には、森林の管理状況を評価する「FM認証」と、木材が加工・流通される過程を保証する「COC認証」の2つがあり、環境や地域社会に配慮した木材利用を支える仕組みです。

新たな目標の背景


エーゼログループの木材事業部は、自社で製造するフローリングや家具、DIY製品など、すべての製品をFSC®認証の対象とすることを決定しました。これにより、持続可能な木材活用を推進し、環境への配慮を更に強化することができます。

エーゼログループは、FSC®認証材を特別なものではなく、日常的に扱える普遍的な木材とすることを目指しています。「木を使うことが環境資源を危機に陥れる」という一般的な見方ではなく、「木を利用することが持続可能な森林作りに貢献する」という新たな価値観を広めることが狙いです。

具体的な取り組み


今回の目標達成に向けたステップが示されています。消費者向け製品では、2025年には自社規格品の50%を、2026年には80%を、2027年には全ての自社規格品がFSC®認証を受けることを予定しています。また、事業者向け商品についても、2026年には40%、2027年には全ての自社規格品がFSC®認証製品化される計画です。

この取り組みは、サプライチェーン全体での環境配慮を高め、持続可能な木材利用を促進するための重要なステップとなります。川口健太氏、木材事業部のコメントとしても、これまでの関係者との協力を通じてFSC®認証材の活用を広げてきたと述べ、責任ある木材調達と利用を目指して努力を続ける意向を表明しています。

未来に向けたビジョン


エーゼログループは、木材事業のさらなる成長とともに、森林資源を次世代に引き継ぐための活動を進めており、地域経済の循環を促進するためにFSC®認証の重要性がますます高まっています。過去の活動としては、2009年の設立当初からFSC®の認証を取得し、その後も多様な木材関連プロジェクトを推進してきました。今後も持続可能な森づくりを目指して、地域との連携を強化しながら取り組みを進めていく所存です。

このように、エーゼログループの新たな挑戦は単なる目標設定にとどまらず、未来の森林と地域経済に寄与するための重要な第一歩となります。木材の持つ可能性を最大限に引き出し、次世代に健全な環境を残すための大胆なビジョンに期待が高まります。


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会社情報

会社名
株式会社エーゼログループ
住所
岡山県英田郡西粟倉村影石461-1
電話番号
0868-75-3058

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