アニメアーカイブビジョン2025第4弾シンポジウム
東京都と日本動画協会が運営するアニメ東京ステーションは、2025年までの10年間を見据えた「アニメアーカイブビジョン2025」を掲げています。1月23日(金)に開催される第4弾シンポジウムは、アニメアーカイブの役割を再確認し、文化と産業のインフラとしての重要性を考える貴重な機会となります。
アニメの魅力と集客実績
アニメ東京ステーションは「ANIMEをもっとおもしろく、ANIMEをずっと未来へ」という理念のもと、アニメの魅力を世界中に発信しています。2025年12月7日現在、242,443人もの来場者が集まり、その人気は健在です。これは、日本のアニメ文化の強力な伝道師としての役割を果たしており、内外から注目を集めています。
シンポジウムの主旨と目的
今般のシンポジウムは、「アニメアーカイブは文化と産業のインフラ!~未来へつなぐ課題とこれから~」というテーマで行われます。アニメアーカイブは単なる保存活動ではなく、教育や人材育成、文化の継承、さらには産業支援にも密接に関わっています。しかし、現在アーカイブ活動には「資金」「体制」「人材」などの多くの課題が存在しており、これらがいかにアーカイブの実効性に影響を与えているかを技術と社会的な観点から考えます。
登壇者とその役割
登壇者には、さまざまな企業から著名な専門家が参加します。株式会社KADOKAWAの平山ひとみ氏は、アニメ業界における法令遵守や総務業務、さらにはアーカイブ事業の推進について語ります。また、手塚プロダクションの岡崎茂氏は、アニメ映像の教育的価値を守るための取り組みを紹介し、東映アニメーションの金子治憲氏は、アーカイブ業務全般に精通している実務者としての視点を示します。トムス・エンタテインメントの木田努氏は、知財管理とアーカイブの持続可能な運用に焦点を当てます。
多角的な知見と課題意識
シンポジウムでは、現場の実際の知見や課題意識を共有し、保存基準や還元モデルといった多面的なテーマからアーカイブの全体像に迫ります。それにより、アニメアーカイブの過去の成功や困難を振り返りつつ、未来への方向性と実行可能な方策を探ることが期待されています。
シンポジウム開催概要
- - 日付: 2026年1月23日(金)18:00~20:00(受付17:30開始)
- - 場所: アニメ東京ステーション特設会場14階
- - 参加人数: 約50名(事前申込・抽選)
- - 申込締切: 2026年1月18日(日)23:59まで
- - 申込URL: こちらから
この機会に、アニメアーカイブの未来を共に考え、文化の持続可能性とその発展に貢献する活動に参加してみてはいかがでしょうか。
施設情報
アニメ東京ステーションは東京都豊島区に位置し、池袋駅からアクセスしやすい立地です。入館料は無料で、月曜日は休館日ですが、他の日は幅広い展示やイベントが開催されています。
公式サイトで最新情報を確認することができます。